30日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比0.16ポイント（0.00％）安の3965.12ポイントと小幅ながら10日ぶりに反落した。
　利益確定売りが先行する流れ。主要指数の上海総合指数は前日まで9日続伸し、約1カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。指標発表も気がかり。中国ではあす31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIが公表される。もっとも、中国の政策に対する期待感は根強く、下値は限定的だ。指数はプラス圏で推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
　業種別では、保険の下げが目立つ。中国平安保険（601318/SH）が1.5％安、中国人民保険集団（601319/SH）と新華人寿保険（601336/SH）がそろって1.3％安、中国人寿保険（601628/SH）が1.2％安で引けた。
　不動産株もさえない。金地集団（600383/SH）が1.9％、新城控股集団（601155/SH）と信達地産（600657/SH）がそろって1.7％、保利発展控股集団（600048/SH）が1.6％、上海城投(600649/SH）が1.4％ずつ下落した。公益株、食品飲料株、医薬株、銀行・証券株なども売られている。
　半面、石油関連はしっかり。業界大手3社の中国海洋石油（600938/SH）が3.2％高、中国石油化工（600028/SH）が2.7％高、中国石油天然気（601857/SH）が1.9％高で取引を終えた。非鉄・産金株、自動車株、半導体株も買われている。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.69ポイント（0.27％）高の254.11ポイント、深センB株指数が1.92ポイント（0.15％）高の1263.39ポイントで終了した。


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