5日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比9.41ポイント（0.24％）安の3866.39ポイントと4日続落している。
　前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国の景気不安が依然としてくすぶっているほか、経済動向も気がかりだ。中国では週明け8日に11月の貿易統計、10日に同月の物価統計、15日に同月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される。足もとで公表された経済指標は内需の弱さを印象付ける内容が多かったこともあり、内容を見極めたいとするスタンスも強まった。もっとも、中国の経済対策に対する期待感は根強く、下値は限定されている。中国では今月中旬ごろ、2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が開催される見通しだ。
　主要銘柄の値下がり率は、招商局能源運輸（601872/SH）が2.8％、中国衛通（601698/SH）が2.0％、曙光信息産業（603019/SH）が1.9％、江蘇長電科技（600584/SH）が1.8％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.28ポイント（0.11％）安の250.53ポイント、深センB株指数が0.46ポイント（0.04％）高の1293.24ポイントで推移している。


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