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2019/11/21 10:39

大幅続落、ハンセンは446ポイント安 無料記事

ハンセン指数     26443.96  -445.65 -1.66%
中国本土株指数(旧H株指数) 10456.63 -162.88  -1.53%
レッドチップ指数 4237.25 -62.82 -1.51%

 21日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が大幅続落している。米中通商協議の先行き不安が一段と強まる流れ。米メディアは20日、「第1段階」の通商合意は当初予定した内容よりも広範にわたる可能性があるとして、合意署名は来年にずれ込む見通しと報じた。中国側が追加関税の撤廃を強く要求する一方、米国側は知的財産保護などの分野で譲歩する気配はないといい、協議の行き詰まりが警戒されている。
 米中対立の激化も懸念。前日に米上院を通過した「香港人権・民主主義法案」について、米下院は日本時間21日朝方に可決し、トランプ米大統領に送付している。一部のメディアは関係者の話として、「大統領は署名する意向だ」と伝えた。中国外交部は前日、法案が成立すれば報復措置をとる可能性を改めて示唆している。ハンセン指数の構成銘柄は、ほぼ全面安で寄り付いた。
 主要銘柄の値下がり率は、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント:1997/HK)が4.8%、新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が4.6%、万洲国際(WHグループ:288/HK)が4.3%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.5%、領展房地産投資信託基金(リンク・リアル・エステート・インベストメント・トラスト:823/HK)が2.8%など。


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