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2020/09/22 16:24

中国大引:上海総合1.3%安で続落、素材セクターに売り 無料記事

 22日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比42.63ポイント(1.29%)安の3274.30ポイントと続落した(上海A株指数は1.29%安の3274.30ポイント)。
 投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。中国のショート動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を巡り、米中対立の不安が強まったことがマイナスだ。TikTokを運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)と米オラクルが合意した提携案について、中国共産党系メディア「環球時報」の編集長、胡錫進氏は21日、自身のSNS上に「中国当局は合意案を承認しないだろう」と投稿。トランプ米大統領も同日、提携案に対する暫定承認を撤回する可能性を示唆している。
 また、欧州で新型コロナウイルス感染の再拡大が警戒される中、ロックダウン(封鎖措置)が再導入されるとの不安もくすぶる状況だ。すでに、フランスやスペインは感染拡大抑制のため制限措置を再び実施している。世界経済の早期回復期待が後退した。
 業種別では、素材関連の下げが目立つ。万華化学集団(600309/SH)が5.3%安、江西銅業(600362/SH)が3.6%安、安徽海螺セメント(600585/SH)が1.7%安で引けた。エネルギー株、自動車株、運輸株、防衛関連株、インフラ関連株、消費関連株、銀行・保険株なども売られている。
 半面、証券株の一角はしっかり。華安証券(600909/SH)が8.0%高、太平洋証券(601099/SH)が2.9%高、東呉証券(601555/SH)が2.2%高で取引を終えた。業界再編の動きが引き続き手がかりとなっている。国聯証券(1456/HK、601456/SH)が20日、同業の国金証券(600109/SH)を合併する計画を明らかにした(国聯証券と国金証券は引き続き売買停止中)。
 一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が2.46ポイント(0.98%)安の248.88ポイント、深センB株指数が3.95ポイント(0.42%)安の945.59ポイントで終了した。


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