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2018/10/18 13:31

香港前場:ハンセン0.2%安で反落、上海総合は2.0%下落 無料記事

 休場明け18日の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比37.99ポイント(0.15%)安の25424.27ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は74.66ポイント(0.73%)安の10123.67ポイントとそろって反落した。半日の売買代金は466億2500万香港ドルとなっている(16日前場の売買代金は393億3100万香港ドル)。
 買い先行後に売られる流れ。米中企業の業績期待が強まるなか指数は小高くスタートしたものの、上値は重く、売りが徐々に優勢となった。この日の本土株の急反落、原油相場の下落が逆風。WTI原油先物は時間外取引で続落し、約1カ月ぶりの安値水準で推移している。
 業種別では、石炭や石油のエネルギー関連が安い。エン州煤業(1171/HK)が3.9%、中国神華能源(1088/HK)が2.8%、中国中煤能源(1898/HK)が2.1%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.7%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.6%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.0%ずつ値を下げた。
 中国自動車セクターも売られる。華晨中国汽車HD(1114/HK)と北京汽車(1958/HK)がそろって4.6%安、長城汽車(2333/HK)が3.7%安、東風汽車集団(489/HK)が3.2%安、広州汽車集団(2238/HK)が1.5%安、吉利汽車HD(175/HK)が1.3%安と下落した。今年9月の新車販売が3カ月連続のマイナス成長に落ち込むなか、業績に対する懸念が改めて広がっている。
 半面、マカオ・カジノと香港系不動産セクターはしっかり。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.6%高、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.0%高、領展房地産投資信託基金(823/HK)が2.2%高、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が1.9%高で引けた。香港域内の経済活性化期待が強まっている。珠海(広東省)、香港、マカオを結ぶ「港珠澳大橋」の開通式典は来週23日に開催される予定だ。
 一方、本土マーケットは急反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.99%安の2510.62ポイントで前場の取引を終えた。エネルギー株が下げを主導する。運輸株、インフラ関連株、金融株、自動車株、医薬株、不動産株など幅広く売られた。


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