2019/03/11 13:37
香港前場:ハンセン0.7%高で3日ぶり反発、上海総合は1.2%上昇
週明け11日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比193.73ポイント(0.69%)高の28422.15ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が91.77ポイント(0.82%)高の11248.59ポイントとそろって3営業日ぶりに反発した。半日の売買代金は601億8400万香港ドルとなっている(8日前場は724億4300万香港ドル)。
米中協議の進展がプラス。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は10日の記者会見で、「米中協議では、通貨人民元の切り下げ回避で合意した」と発言した。中国商務部の王受文副部長はこれより先、「米中両国は追加関税の全面撤廃に向けて協議している」と説明している。本土株の上げ幅拡大をにらみながら、香港の各指数は買いの勢いを徐々に強めた。中国では年一度の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開催中ということもあり、景気テコ入れ策に対する期待感も広がっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が3.5%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が3.1%高、香港地下鉄など運営の香港鉄路(MTR:66/HK)が2.5%高、ネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.4%高と上げが目立った。香港鉄路に関しては、18年通期業績の実質増益が引き続き手がかり。約1年10カ月ぶりの高値水準を回復した。
業種別では、証券と保険が高い。第一上海投資(227/HK)が4.8%、申万宏源(218/HK)と華泰証券(6886/HK)がそろって3.2%、海通証券(6837/HK)が2.6%、中国人民財産保険(2328/HK)が2.8%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が1.7%、新華人寿保険(1336/HK)が1.6%ずつ上昇した。
医薬品セクターもしっかり。上記した中国生物製薬のほか、微創医療科学(853/HK)が4.8%高、広州白雲山医薬集団(874/HK)と康哲薬業HD(867/HK)がそろって2.0%高、石薬集団(1093/HK)が1.7%高で引けた。
ネットゲームや第5世代(5G)通信の関連銘柄群も物色される。金山軟件(3888/HK)が5.9%高、網龍網絡HD(777/HK)が2.2%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が1.9%高、中国通信服務(552/HK)が1.6%高、中国鉄塔(788/HK)が1.7%高と値を上げた。
本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.22%高の3006.19ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク株が高い。運輸関連株、インフラ関連株、医薬品株、消費関連株、自動車株、不動産株、銀行株なども値上がりした。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中協議の進展がプラス。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は10日の記者会見で、「米中協議では、通貨人民元の切り下げ回避で合意した」と発言した。中国商務部の王受文副部長はこれより先、「米中両国は追加関税の全面撤廃に向けて協議している」と説明している。本土株の上げ幅拡大をにらみながら、香港の各指数は買いの勢いを徐々に強めた。中国では年一度の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開催中ということもあり、景気テコ入れ策に対する期待感も広がっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が3.5%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が3.1%高、香港地下鉄など運営の香港鉄路(MTR:66/HK)が2.5%高、ネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.4%高と上げが目立った。香港鉄路に関しては、18年通期業績の実質増益が引き続き手がかり。約1年10カ月ぶりの高値水準を回復した。
業種別では、証券と保険が高い。第一上海投資(227/HK)が4.8%、申万宏源(218/HK)と華泰証券(6886/HK)がそろって3.2%、海通証券(6837/HK)が2.6%、中国人民財産保険(2328/HK)が2.8%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が1.7%、新華人寿保険(1336/HK)が1.6%ずつ上昇した。
医薬品セクターもしっかり。上記した中国生物製薬のほか、微創医療科学(853/HK)が4.8%高、広州白雲山医薬集団(874/HK)と康哲薬業HD(867/HK)がそろって2.0%高、石薬集団(1093/HK)が1.7%高で引けた。
ネットゲームや第5世代(5G)通信の関連銘柄群も物色される。金山軟件(3888/HK)が5.9%高、網龍網絡HD(777/HK)が2.2%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が1.9%高、中国通信服務(552/HK)が1.6%高、中国鉄塔(788/HK)が1.7%高と値を上げた。
本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.22%高の3006.19ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク株が高い。運輸関連株、インフラ関連株、医薬品株、消費関連株、自動車株、不動産株、銀行株なども値上がりした。
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