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2019/01/02 13:25

香港前場:ハンセン2.4%安で3日ぶり反落、上海総合は1.0%下落 無料記事

 年明け初商い2日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比615.82ポイント(2.38%)安の25229.88ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が275.41ポイント(2.72%)安の9849.34ポイントとそろって3日ぶりに反落した。半日の売買代金は362億500万香港ドルとなっている(半日立ち合いの12月31日は326億9100万香港ドル)。
 中国景気の先行き不安が一段と強まる流れ。年末に公表された18年12月の製造業PMI(国家統計局などが集計・発表)が49.4に下振れしたことに続き、この日の取引時間中に発表された同月の製造業PMI(民間集計・発表)も予想を下回った。小高くスタートした本土株がマイナスに転じるなか、香港の各指数も中盤から下げ幅を拡大している。
 ハンセン指数の構成銘柄は全面安。医薬品メーカーの石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ:1093/HK)が6.4%安、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が5.8%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が5.6%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.9%安と値下がり率上位に並んだ。
 業種別では、医薬品が安い。上記した石薬集団のほか、康哲薬業HD(867/HK)が4.8%、中国生物製薬(1177/HK)が3.9%、広州白雲山医薬集団(874/HK)が3.0%ずつ下落した。
 中国不動産セクターも軒並み売られる。上記した碧桂園HDに加え、華潤置地(1109/HK)が4.7%安、中国海外発展(688/HK)が4.6%安、広州富力地産(2777/HK)が3.7%安、万科企業(2202/HK)が3.6%安、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.3%安で引けた。
 中国金融セクターもさえない。招商銀行(3968/HK)が3.5%安、交通銀行(3328/HK)が3.1%安、広発証券(1776/HK)が3.4%安、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が2.9%安と値を下げた。
 本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.01%安の2468.81ポイントで前場の取引を終えた。金融株が下げを主導。医薬品株、自動車株、資源・素材株、インフラ関連株、不動産株なども売られた。半面、ハイテク株、メディア関連株、食品・飲料株の一角は物色されている。


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