2019/02/21 13:26
香港前場:ハンセン0.5%高で続伸、上海総合は0.4%上昇
21日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比150.06ポイント(0.53%)高の28664.11ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が91.13ポイント(0.81%)高の11320.56ポイントとそろって続伸した。半日の売買代金は590億5900万香港ドルとなっている(20日前場は638億3500万香港ドル)。
米株高を受けて買い安心感が広がる流れ。米中貿易交渉の進展期待に加え、米金融政策の正常化ペースが鈍化するとの見方が強まるなか、昨夜のNYダウは3日続伸し、約3カ月ぶりの高値で引けた(ナスダック指数は8日続伸)。米中通商交渉はワシントンで19日に次官級協議が再開。21日には閣僚級に格上げしたハイレベルな協議が始まる。両政府は協議の内容を「覚書」としてまとめるほか、両国首脳の会談についても調整する予定だ。覚書について外電は20日、「技術移転や知的財産権、為替など主要な6つの構造問題で準備している」と関係筋情報として報じている。
ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.6%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が4.4%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が4.2%高と上げが目立った。
業種別では、マカオ・カジノが高い。上記した金沙中国のほか、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が6.5%、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が4.0%、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.9%ずつ上昇した。広東・香港・マカオの経済連携などを強化するベイエリア構想「粤港澳大湾区」に対する期待が続いている。
空運・紙パルプセクターもしっかり。中国国際航空(753/HK)が4.7%高、中国南方航空(1055/HK)が4.6%高、中国東方航空(670/HK)が2.4%高、理文造紙(2314/HK)と恒安国際集団(1044/HK)がそろって1.6%高で引けた。
自動車セクターも買われる。華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.6%高、広州汽車集団(2238/HK)が5.2%高、吉利汽車HD(175/HK)が3.1%高、東風汽車集団(489/HK)が2.1%高、北京汽車(1958/HK)が1.9%高と値を上げた。
他の個別株動向では、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が11.4%高と急伸。18年10〜12月期業績の黒字転換が好感された。
本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.36%高の2771.28ポイントで前場の取引を終えた。金融株が相場をけん引。ハイテク株や医薬品株、自動車株、消費関連株、不動産株なども物色された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株高を受けて買い安心感が広がる流れ。米中貿易交渉の進展期待に加え、米金融政策の正常化ペースが鈍化するとの見方が強まるなか、昨夜のNYダウは3日続伸し、約3カ月ぶりの高値で引けた(ナスダック指数は8日続伸)。米中通商交渉はワシントンで19日に次官級協議が再開。21日には閣僚級に格上げしたハイレベルな協議が始まる。両政府は協議の内容を「覚書」としてまとめるほか、両国首脳の会談についても調整する予定だ。覚書について外電は20日、「技術移転や知的財産権、為替など主要な6つの構造問題で準備している」と関係筋情報として報じている。
ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.6%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が4.4%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が4.2%高と上げが目立った。
業種別では、マカオ・カジノが高い。上記した金沙中国のほか、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が6.5%、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が4.0%、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.9%ずつ上昇した。広東・香港・マカオの経済連携などを強化するベイエリア構想「粤港澳大湾区」に対する期待が続いている。
空運・紙パルプセクターもしっかり。中国国際航空(753/HK)が4.7%高、中国南方航空(1055/HK)が4.6%高、中国東方航空(670/HK)が2.4%高、理文造紙(2314/HK)と恒安国際集団(1044/HK)がそろって1.6%高で引けた。
自動車セクターも買われる。華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.6%高、広州汽車集団(2238/HK)が5.2%高、吉利汽車HD(175/HK)が3.1%高、東風汽車集団(489/HK)が2.1%高、北京汽車(1958/HK)が1.9%高と値を上げた。
他の個別株動向では、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が11.4%高と急伸。18年10〜12月期業績の黒字転換が好感された。
本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.36%高の2771.28ポイントで前場の取引を終えた。金融株が相場をけん引。ハイテク株や医薬品株、自動車株、消費関連株、不動産株なども物色された。
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