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2019/03/22 13:33

香港前場:ハンセン0.5%安で3日続落、上海総合は0.8%下落 無料記事

 22日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比158.01ポイント(0.54%)安の28913.55ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が99.66ポイント(1.13%)安の11444.43ポイントとそろって3日続落した。半日の売買代金は571億9500万香港ドルとなっている(21日前場は600億9400万香港ドル)。
 外部環境の不透明感が重し。米中貿易問題を巡っては、「協議は最終段階を迎えた」との観測があるものの、「米側は追加関税を即座に撤廃しない」との見方も広がっている。トランプ米大統領は20日の記者会見で、対中制裁関税の解除は議論していないと説明したうえで、「関税をかなりの期間残す方向だ」と述べた。また、欧州では、英国の欧州連合(EU)離脱が懸念材料としてくすぶる状況。EU首脳は21日、英側が求めていた6月末までの離脱延期を拒否し、早期に決断するよう英国政府に促した。
 ハンセン指数の構成銘柄では、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.8%安。同社の通期決算では利益が2.3倍に膨らんだものの、予想は下回った。通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)は1.8%安と続落。同社が昨日昼に公表した通期決算報告では、前年比で12%の減配とする方針が示された。そのほか、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が2.6%安、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が2.5%安、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が2.4%安などと下げが目立っている。
 また、ネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は一時1.8%上昇したが、前引けでは1.3%安。同社の決算では売上高が市場予想をやや上回る一方、第4四半期のゲーム売り上げが下振れた。ブローカー各社は概ね強い投資判断を示したことで小高くスタートしたものの、買いの勢いは続かなかった。
 半面、21日引け後に増益決算を明らかにした銘柄群の一角はしっかり。李寧(リーニン:2331/HK)が9.1%高、中国電力国際発展(2380/HK)が3.1%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.8%高と値を上げた。
 このほか、利豊(リー&フン:494/HK)は10.9%高。同社の通期決算は赤字継続を強いられたものの、決算報告会で同社幹部が「米中貿易戦争の弊害を回避するため、中国本土からの製品調達を削減する」と発言したことを好感している。民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)は3.6%高と続伸。同社が21日昼に発表した18年通期決算では、ほぼ予想通り純利益が2割増加した。新車販売はプラス成長を維持し、業界平均を上回っている。
 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.77%安の3077.56ポイントで前場の取引を終えた。保険・証券株が安い。ハイテク株、資源・素材株、自動車株、不動産株なども売られた。



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