2019/04/17 13:25
香港前場:ハンセン0.2%安で反落、上海総合は横ばい
17日前場の香港マーケットはまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比67.40ポイント(0.22%)安の30062.47ポイントと反落する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は6.74ポイント(0.06%)高の11827.92ポイントと続伸した。半日の売買代金は533億400万香港ドルとなっている(16日前場は549億6800万香港ドル)。
金融当局の引き締めスタンスが警戒された。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、公開市場操作(オペ)と中期貸出ファシリティ(MLF)を通じ資金供給したが、過去に実施したMLFの償還分との差し引きでは、吸収超となっている。人民銀は16日、19営業日ぶりにオペを再開し資金供給したが、この日は吸収に転じたことが嫌気された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。取引時間中に公表された中国統計を好感し、ハンセン指数は高く推移する場面もみられた(本土株指数はプラス圏で終了)。この日発表された統計では、1〜3月GDP成長率が6.4%と市場予想を上回って着地。3月の小売売上高や鉱工業生産額も大幅に上振れている。
ハンセン指数の構成銘柄では、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が2.3%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が2.0%安、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が1.6%安と下げが目立った。
業種別では、中国の不動産が安い。上記した碧桂園のほか、中国金茂HD(817/HK)が2.9%、万科企業(2202/HK)が2.7%、広州富力地産(2777/HK)が1.8%ずつ値を下げた。
天然ガス関連セクターも軒並み下落。中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が5.1%安、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が4.6%安、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が2.9%安、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が2.1%安で引けた。国家発展改革委員会が12日、都市ガスの接続料金引き下げの意見を求めたことに関し、シティグループは最新リポートで「事業者にとって最大20%の減益要因となる」と指摘した。
一方、自動車セクターはしっかり。比亜迪(BYD:1211/HK)が4.5%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)が4.2%高、長城汽車(2333/HK)が2.3%高、北京汽車(1958/HK)が1.7%高、東風汽車集団(489/HK)が1.0%高と値を上げた。
本土マーケットはほぼ横ばい。主要指標の上海総合指数は、前日比0.005%高の3253.76ポイントで前場の取引を終えた。自動車株が高い。食品・飲料株、消費関連株、ハイテク株、空運株、紙パルプ株なども物色された。半面、不動産株、金融株、医薬品株は売られている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
金融当局の引き締めスタンスが警戒された。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、公開市場操作(オペ)と中期貸出ファシリティ(MLF)を通じ資金供給したが、過去に実施したMLFの償還分との差し引きでは、吸収超となっている。人民銀は16日、19営業日ぶりにオペを再開し資金供給したが、この日は吸収に転じたことが嫌気された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。取引時間中に公表された中国統計を好感し、ハンセン指数は高く推移する場面もみられた(本土株指数はプラス圏で終了)。この日発表された統計では、1〜3月GDP成長率が6.4%と市場予想を上回って着地。3月の小売売上高や鉱工業生産額も大幅に上振れている。
ハンセン指数の構成銘柄では、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が2.3%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が2.0%安、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が1.6%安と下げが目立った。
業種別では、中国の不動産が安い。上記した碧桂園のほか、中国金茂HD(817/HK)が2.9%、万科企業(2202/HK)が2.7%、広州富力地産(2777/HK)が1.8%ずつ値を下げた。
天然ガス関連セクターも軒並み下落。中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が5.1%安、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が4.6%安、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が2.9%安、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が2.1%安で引けた。国家発展改革委員会が12日、都市ガスの接続料金引き下げの意見を求めたことに関し、シティグループは最新リポートで「事業者にとって最大20%の減益要因となる」と指摘した。
一方、自動車セクターはしっかり。比亜迪(BYD:1211/HK)が4.5%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)が4.2%高、長城汽車(2333/HK)が2.3%高、北京汽車(1958/HK)が1.7%高、東風汽車集団(489/HK)が1.0%高と値を上げた。
本土マーケットはほぼ横ばい。主要指標の上海総合指数は、前日比0.005%高の3253.76ポイントで前場の取引を終えた。自動車株が高い。食品・飲料株、消費関連株、ハイテク株、空運株、紙パルプ株なども物色された。半面、不動産株、金融株、医薬品株は売られている。
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