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2018/10/09 16:46

中国大引:上海総合0.2%高で反発、石油・石炭セクターに買い 無料記事

 9日の中国本土マーケットは小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.50ポイント(0.17%)高の2721.01ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、4.69ポイント(0.16%)高の2849.53ポイントで取引を終えている。
 中国の政策期待が強まる流れ。米中貿易戦争が長期化するとの見方が広がるなか、中国当局は一段の輸出拡大策に動く見通しだ。これまで7段階あった税金還付率を5段階に減らすなど、制度面に関してもさらに簡素化する。8日の国務院常務会議では、輸出時の増値税(付加価値税)還付率を11月1日付けで引き上げると決定された。ただ、人民元安の進行を警戒し、指数は安く推移する場面もみられている。
 業種別では、石油・石炭の上げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が4.4%高、中国神華能源(601088/SH)が2.7%高で引けた。海運株も高い。中遠海運能源運輸(600026/SH)が6.6%上昇した。食品・飲料株、非鉄株、保険株なども物色されている。
 半面、空運株はさえない。中国国際航空(601111/SH)が1.3%下落した。空運各社は米ドル建て債務の比率が高いため、元安の動きが嫌気されている。不動産株、銀行株、ハイテク株、医薬株なども売られた。
 一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が1.38ポイント(0.49%)高の284.81ポイント、深センB株指数が1.14ポイント(0.12%)高の949.93ポイントで終了した。



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