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2018/12/05 13:45

香港前場:ハンセン1.5%安で4日ぶり反落、上海総合は0.2%下落 無料記事

 5日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比420.39ポイント(1.54%)安の26840.05ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が147.48ポイント(1.35%)安の10760.06ポイントとそろって4日ぶりに反落した。半日の売買代金は465億7400万香港ドルとなっている(4日前場は481億4400万香港ドル)。
 米中貿易摩擦の警戒感が再燃。トランプ米大統領は自身のツイッターで、「私はタリフ・マン(関税が好きな男)だ」と形容し、通商協議が不調に終わった場合、制裁関税を拡大する方針を改めて示した。米中関係の改善で週明けから買いが膨らんでいただけに、投資家の失望売りを誘っている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が6.7%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.6%安、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が3.4%安と下げが目立った。
 業種別では、ハイテク関連がさえない。上記した舜宇光学科技と瑞声科技のほか、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.5%安、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.4%安、通信機器・設備メーカー大手の中興通訊(ZTE:763/HK)が2.3%安で引けた。
 中国の自動車セクターも安い。上記した吉利汽車のほか、北京汽車(1958/HK)が9.3%、広州汽車集団(2238/HK)が5.1%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が4.2%、長城汽車(2333/HK)が3.6%、東風汽車集団(489/HK)が3.4%ずつ値を下げた。
 中国の金融セクターも軒並み下落。中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が2.3%安、招商銀行(3968/HK)が1.9%安、新華人寿保険(1336/HK)が2.2%安、中国銀河証券(6881/HK)が2.0%安と売られた。
 本土マーケットは4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.21%安の2660.25ポイントで前場の取引を終えた。金融株が下げを主導。インフラ関連株、運輸株、自動車株、公益株なども値下がりした。半面、不動産株、医薬株、食品・飲料株は物色されている。


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