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2018/11/26 16:27

中国大引:上海総合0.1%安で3日続落、上海50Aは0.1%上昇 無料記事

 週明け26日の中国本土マーケットは小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比3.67ポイント(0.14%)安の2575.81ポイントと3日続落した。上海A株指数も下落し、3.82ポイント(0.14%)安の2697.27ポイントで取引を終えている。
 原油安が相場の重し。先週末のWTI原油先物は7.7%安と急反落し、約1年1カ月ぶりの安値を切り下げた。世界景気の減速懸念が強まるなか、燃油などの需要が縮小すると警戒されている。米中通商交渉の不透明感も続く。貿易問題で対立する米中の首脳は今週末、アルゼンチンで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて会談する予定だ。協議では何らかの歩み寄りがみられる――との観測もあるが、両者の対立も根深く、投資家の不安は払しょくされていない。
 石油や石炭などエネルギー関連株に売りが先行している。中国石油化工(600028/SH)が0.9%安、エン州煤業(600188/SH)が3.0%安で引けた。非鉄株や鉄鋼株、ゼネコン株も安い。自動車株、消費関連株、不動産株なども売られた。
 半面、第5世代(5G)ネットワークの関連銘柄は物色される。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が3.5%高、光ケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)が1.5%高と上昇した。中国政府系メディアは23日付で、「江蘇省5G産業聯盟」がこのほど発足したと報じている。組織には烽火通信科技を始め、主要35企業・単位が参加。年末までをめどに、一定規模の5Gネットワークを運用する構想があるという。このほか銀行株や保険株、運輸株の一角などもしっかり。上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は、0.1%高とプラス圏で取引を終えた。
 一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が1.11ポイント(0.40%)安の276.05ポイント、深センB株指数が6.12ポイント(0.70%)安の869.75ポイントで終了した。


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