/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2019/03/21 16:28

中国大引:上海総合0.4%高で3日ぶり反発、空運・紙パルプ株しっかり 無料記事

 21日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.81ポイント(0.35%)高の3101.46ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、11.29ポイント(0.35%)高の3248.41ポイントで取引を終えた。
 米金融引き締めの警戒感が後退。米連邦準備理事会(FRB)は日本時間21日未明、米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の声明で、年内の利上げ回数見通しをゼロと発表した(従前では年内2回利上げの見込み)。米10年債利回りが昨年1月の水準に低下するなか、米金利安を背景に人民元高が進行したことも好感されている。
 業種別では、元高がメリットとなる空運・紙パルプがしっかり。中国東方航空(600115/SH)が1.1%高、福建省青山紙業(600103/SH)が1.9%高で引けた。ハイテク株も高い。金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が4.7%、半導体回路(IC)設計の上海書爾半導体(603501/SH)が2.4%ずつ上昇した。不動産株、エネルギー株、発電株、医薬品株、金融株なども物色されている。そのほか、メディア関連株が急伸した。
 外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が2.46ポイント(0.81%)高の307.56ポイント、深センB株指数が9.33ポイント(0.91%)高の1034.80ポイントで終了した。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース