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2018/11/06 13:24

香港前場:ハンセン0.2%安で続落、上海総合は1.1%下落 無料記事

 6日の香港マーケットは小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比39.69ポイント(0.15%)安の25894.70ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が1.08ポイント(0.01%)安の10543.84ポイントとそろって続落した。半日の売買代金は453億5800万香港ドルに縮小している(5日前場の売買代金は549億800万香港ドル)。
 様子見ムードが漂う流れ。米中間選挙の投開票が6日(現地時間)に始まるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が8日に明らかとなる。香港の指数は前日の終値を挟み、小幅な値動きに終始した。
 ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が7.0%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が6.7%安と下げが目立った。両社が部品供給する米アップルの「iPhone」に関し、販売鈍化の懸念が強まったことを引き続き売り材料視している。アップルは製造委託先に、最新モデル「XR」の製造ライン増設を中止するよう要請した――などと報じられた。そのほか、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)も1.2%値下がりしている。
 指数銘柄以外でもハイテクやネット関連が安い。華虹半導体(1347/HK)が4.8%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.1%、網龍網絡HD(777/HK)が1.5%、金山軟件(3888/HK)が1.3%ずつ下落した。
 半面、キャリアや設備・工事などの通信関連セクターは物色される。中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)が1.9%高、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が1.3%高、中国通信服務(552/HK)が2.2%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が1.9%高と値を上げた。第5世代(5G)通信の事業者ライセンスは早ければ年末までに発給される――との観測が支援材料。中国工程院の専門家は、「現在の段階は最終レベルに近づいている」と述べた。
 石油や非鉄の資源セクターもしっかり。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.5%高、中国石油天然気(857/HK)が1.2%高、中国石油化工(386/HK)が0.9%高、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.6%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.3%高、江西銅業(358/HK)が1.2%高で引けた。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.05%安の2637.35ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク関連株が安い。消費関連株、金融株、医薬株、自動車株、インフラ関連株、運輸株なども売られた。



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