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2019/01/03 16:07

中国大引:上海総合0.04%安で小幅続落、上海50Aは0.29%上昇 無料記事

 3日の中国本土マーケットは小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比0.93ポイント(0.04%)安の2464.36ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、0.94ポイント(0.04%)安の2580.43ポイントで取引を終えている。
 前日の軟調地合いを継ぐ。官民公表の昨年12月・製造業PMIがそろって節目の50を割り込むなか、中国景気の先行きを不安視した売りが続いている。ただ、下値は限定的。指数は直近の下落ピッチが速いこともあり、自律反発狙いの買いが散見された。また、中国人民銀行(中央銀行)が2日、小規模企業への融資に関する商業銀行の評価基準を緩和すると発表するなど、当局の景気テコ入れスタンスも相場の下支え要因となっている。
 業種別では、医薬品が安い。康美薬業(600518/SH)が値幅制限いっぱいまで売られ、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.6%下落した。康美薬業に関しては、中国証券監督管理委員会が12月29日、決算に絡む問題で同社の調査を開始したことがネガティブ材料。同社株は2日場中に売買を一時停止していたが、本日再開している。自動車株もさえない。上海汽車集団(600104/SH)が1.8%安で引けた。食品・飲料株、インフラ関連株、不動産株なども下げが目立っている。
 半面、金融株はしっかり。招商銀行(600036/SH)が1.3%、中国人民保険集団(601319/SH)が2.1%ずつ上昇した。大型優良株が買われるなか、上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は、0.29%高とプラス圏で引けている。
 ハイテク関連株の一角も物色される。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が4営業日続けてストップ高、システム開発の用友網絡(600588/SH)が2.6%高で取引を終えた。そのほか、エネルギー関連株、海運株、非鉄株も買われた。
 一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が1.25ポイント(0.46%)安の268.66ポイント、深センB株指数が1.53ポイント(0.18%)安の833.13ポイントで終了した。


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