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2018/11/23 16:32

中国大引:上海総合2.5%安で続落、米中通商交渉の不透明感が重荷 無料記事

 23日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比65.95ポイント(2.49%)安の2579.48ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、69.08ポイント(2.49%)安の2701.10ポイントで取引を終えている。
 米中通商交渉の不透明感が強まる流れ。米紙は23日、「米政府は主要同盟国に対し、中国の通信機器メーカー華為技術(ファーウェイ)が製造する製品の使用を控えるよう呼びかけた」と関係者の話として報じた。海外マネー流入の期待も後退。本土・香港間の株式相互取引を通じた22日の売買では、香港経由の本土株売買が再び売り越しに転じている(本日の取引でも売り越し)。
 幅広い銘柄が売られるなか、上海総合の構成銘柄は9割超が下げた。なかでも、直近で上げの目立っていた上海拠点の不動産関連株が安い。上海臨港控股(600848/SH)が6.4%、上海陸家嘴金融貿易区開発(600663/SH)が5.8%ずつ下落した。上海市北高新(600604/SH)はストップ安している。同銘柄群は、「上海自由貿易試験区」の機能増強が進むとの思惑で買われていた。
 証券株もさえない。国金証券(600109/SH)が6.8%安、興業証券(601377/SH)が5.4%安で引けた。ハイテク株、運輸株、自動車株、資源・素材株、消費関連株、医薬株なども下げが目立っている。
 外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が6.50ポイント(2.29%)安の277.16ポイント、深センB株指数が15.35ポイント(1.72%)安の875.86ポイントで終了した。


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