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2018/10/09 13:29

香港前場:ハンセン0.4%高で6日ぶり反発、上海総合は0.5%上昇 無料記事

 9日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比109.40ポイント(0.42%)高の26311.97ポイントと6日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が90.31ポイント(0.87%)高の10483.60ポイントと4日ぶりにそれぞれ反発した。半日の売買代金は487億4700万香港ドルにやや縮小している(8日前場の売買代金は536億3100万香港ドル)。
 政策期待が強まる流れ。国家発展改革委員会の幹部はインタビューに答え、「中小企業を支援し、経済のテコ入れを図るため、さらなる減税措置が必要だ」などとする認識を示した。米金利の上昇や人民元安の進行、米中関係の悪化など内外の懸念材料を受けて売りが先行したものの、前引けにかけて指数はプラス圏に転じている。ハンセン指数は前日まで5日続落し、約1年3カ月ぶりの安値を付けていただけに、値ごろ感も着目された。
 ハンセン指数の構成銘柄では、石炭や石油などエネルギー関連が高い。中国神華能源(1088/HK)が4.5%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.9%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.5%ずつ上昇した。時価総額上位の本土系金融も買われている。
 天然ガス関連セクターも上げが目立つ。新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が4.6%高、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が3.2%高、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が2.7%高、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が1.8%高で引けた。
 中国自動車セクターの一角も物色される。広州汽車集団(2238/HK)が5.0%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.7%高、長城汽車(2333/HK)が2.5%高と値を上げた。
 本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の2729.81ポイントで前場の取引を終えた。エネルギー株が相場をけん引する。消費関連株、非鉄株、自動車株、不動産株、金融株なども値上がりした。



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