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2018/12/12 16:23

中国大引:上海総合0.3%高で続伸、インフラ関連と不動産しっかり 無料記事

 12日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.06ポイント(0.31%)高の2602.15ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、8.44ポイント(0.31%)高の2724.83ポイントで取引を終えている。 
 米中貿易摩擦の過度な警戒感が後退する流れ。米メディアは11日、「中国政府は米国からの輸入車にかかる25%の報復関税を撤廃し、従前の15%に引き下げることを検討している」と消息筋情報として報じた。トランプ米大統領は米メディアのインタビューに対し、「中国の習近平国家主席と再会談する用意がある」と発言している。また、中国の政策支援も期待される状況。今週末から「中央経済工作会議」が開かれる見通し――と伝わった。一段の減税推進や財政支出の拡大などが議題に上るとみられている。
 業種別では、インフラ関連株がしっかり。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が1.1%、建機メーカーの三一重工(600031/SH)が1.7%、セメントの華新水泥(900933/SH)が1.5%ずつ上昇した。不動産株も上げが目立つ。緑地控股(600606/SH)が1.6%高で引けた。公益株、運輸株、自動車株、消費関連株なども物色されている。
 半面、医薬株はさえない。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.1%下落した。メディア株や、前日に急伸したハイテク株の一角なども売られている。
 一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が0.93ポイント(0.33%)高の279.85ポイント、深センB株指数が6.99ポイント(0.83%)高の852.90ポイントで終了した。



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