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2019/02/13 13:34

香港前場:ハンセン0.8%高で3日続伸、上海総合は0.9%上昇 無料記事

 13日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比225.91ポイント(0.80%)高の28397.24ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が120.61ポイント(1.09%)高の11165.26ポイントとそろって3日続伸した。半日の売買代金は626億9600万香港ドルにやや拡大している(12日前場は555億6100万香港ドル)。
 米中貿易問題の過度な不安が後退。追加関税の交渉期限(3月1日)が迫るなかでトランプ米大統領は12日、「真の合意が近づけば、期限延長の可能性もある」と発言した。米中両国は閣僚級の通商協議を14〜15日に北京で開く予定で、その前の次官級協議は11日から3日間の日程で始まっている。また、香港メディアは13日、「習近平国家主席は15日に米通商代表団の主要メンバーと会談する予定」と報じた。
 ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が7.5%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.0%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が2.9%高、域内大手行の中銀香港(2388/HK)が2.7%高と上げが目立っている。
 業種別では、中国の保険・証券が高い。上記した中国人寿保険のほか、中国人民財産保険(2328/HK)が3.4%、新華人寿保険(1336/HK)が3.3%、海通証券(6837/HK)が4.3%、広発証券(1776/HK)が3.8%ずつ上昇した。
 香港拠点の証券関連セクターも買われる。取引所運営の香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が2.6%高、ブローカー業務の第一上海投資(227/HK)が19.2%高、申万宏源(218/HK)が8.7%高、海通国際証券HD(665/HK)が5.0%高で引けた。
 中国の自動車セクターもしっかり。長城汽車(2333/HK)が5.4%高、広州汽車集団(2238/HK)が4.2%高、北京汽車(1958/HK)が2.5%高、吉利汽車HD(175/HK)が2.4%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.9%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)が1.7%高とそろって続伸した。
 第5世代(5G)ネットワーク関連銘柄も物色される。通信設備の中興通訊(ZTE:763/HK)が6.0%高、京信通信系統HD(2342/HK)が4.4%高、通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が1.3%高、基地局運営の中国鉄塔(788/HK)が4.7%高、光ファイバー・ケーブルの長飛光繊光纜(6869/HK)が5.1%高と値を上げた。
 本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.94%高の2697.11ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク株が高い。金融株や不動産株、資源・素材株、消費関連株、自動車株、医薬品株なども値上がりした。



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