2018/12/24 16:28
中国大引:上海総合0.4%高で5日ぶり反発、5G関連に買い
週明け24日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比10.76ポイント(0.43%)高の2527.01ポイントと5日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、11.27ポイント(0.43%)高の2646.07ポイントで取引を終えている。
中国の政策期待が支え。翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」は、先週末21に閉幕した。19日に始まった今回の会議では、経済成長の下振れ圧力が強まる中で、2019年も積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を継続する方針を確認。また、大規模な減税を行う意向も示された。景気のテコ入れを優先する当局のスタンスが鮮明となったことが好感されている。ただ、上値は重い。米中通商交渉の不透明感などで、指数は小安く推移する場面もみられた。
業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。なかでも、第5世代(5G)ネットワークの関連銘柄が買われ、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)がストップ高し、光ケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)が4.7%高で引けた。2019年は「5G元年」になる――とのリポートが相次ぐなか、関連銘柄への期待が広がっている。また、前述の中央経済工作会議で、5G商用化を急ぐ方針が示されたことも好材料となった。このほか、医薬株がしっかり。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が6.1%上昇した。消費関連株、自動車株、資源・素材株、銀行株、インフラ関連株の一角も物色された。
半面、保険株と証券株はさえない。中国人寿保険(601628/SH)が1.6%安、中国銀河証券(601881/SH)が2.5%安と値を下げた。
一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が1.01ポイント(0.37%)高の274.16ポイント、深センB株指数が5.73ポイント(0.69%)高の841.44ポイントで終了した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の政策期待が支え。翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」は、先週末21に閉幕した。19日に始まった今回の会議では、経済成長の下振れ圧力が強まる中で、2019年も積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を継続する方針を確認。また、大規模な減税を行う意向も示された。景気のテコ入れを優先する当局のスタンスが鮮明となったことが好感されている。ただ、上値は重い。米中通商交渉の不透明感などで、指数は小安く推移する場面もみられた。
業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。なかでも、第5世代(5G)ネットワークの関連銘柄が買われ、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)がストップ高し、光ケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)が4.7%高で引けた。2019年は「5G元年」になる――とのリポートが相次ぐなか、関連銘柄への期待が広がっている。また、前述の中央経済工作会議で、5G商用化を急ぐ方針が示されたことも好材料となった。このほか、医薬株がしっかり。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が6.1%上昇した。消費関連株、自動車株、資源・素材株、銀行株、インフラ関連株の一角も物色された。
半面、保険株と証券株はさえない。中国人寿保険(601628/SH)が1.6%安、中国銀河証券(601881/SH)が2.5%安と値を下げた。
一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が1.01ポイント(0.37%)高の274.16ポイント、深センB株指数が5.73ポイント(0.69%)高の841.44ポイントで終了した。
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