2019/01/07 13:47
香港前場:ハンセン0.7%高で続伸、上海総合は0.4%上昇
週明け7日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比172.28ポイント(0.67%)高の25798.31ポイントと続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が75.38ポイント(0.75%)高の10105.03ポイントと3日続伸した。半日の売買代金は463億5200万香港ドルとなっている(4日前場は411億3500万香港ドル)。
内外の好材料で買われる展開。中国では、当局の景気テコ入れ姿勢が鮮明化している。中国人民銀行(中央銀行)は4日夜、預金準備率を1ポイント下げると発表した(1月15日と25日に0.5ポイントずつ実施)。このほか、大型インフラ投資案件の認可も加速している。米国では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米金融政策に関し、「必要に応じ政策変更もいとわない」と発言。利上げを急がないスタンスを示した。米中通商協議の進展期待も強まっている。米中の両国は7〜8日にかけて、次官級の貿易協議を北京で開く。また、1月下旬にスイスで開催されるダボス会議にあわせ、中国の王岐山副主席がトランプ米大統領と会談する――との観測も報じられた。
ハンセン指数の構成銘柄では、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)と不動産デベロッパー香港大手の長江実業集団(1113/HK)がそろって2.4%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)と小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)がそろって2.1%高と上げが目立った。
業種別では、非鉄やセメント、鉄鋼など景気動向に敏感な素材が高い。中国アルミ(2600/HK)が3.7%、江西銅業(358/HK)が2.3%、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が2.7%、華潤水泥HD(チャイナ・リソーシズ・セメント:1313/HK)が1.9%、鞍鋼(347/HK)が3.1%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.7%ずつ上昇した。
海運・港湾セクターもしっかり。太平洋航運集団(2343/HK)が3.4%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.5%高、中遠海運HD(1919/HK)が1.0%高、招商局港口HD(144/HK)が2.0%高、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が0.9%高で引けた。
第5世代(5G)通信ネットワーク関連銘柄も物色される。通信設備の京信通信系統HD(2342/HK)が3.4%高、基地局運営の中国鉄塔(788/HK)が2.1%高、光ファイバー・ケーブルメーカーの長飛光繊光纜(6869/HK)が1.9%高とそろって続伸した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.44%高の2525.83ポイントで前場の取引を終えた。インフラ関連株が高い。ハイテク株、不動産株、運輸株、消費関連株、資源・素材株、証券株なども値上がりした。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
内外の好材料で買われる展開。中国では、当局の景気テコ入れ姿勢が鮮明化している。中国人民銀行(中央銀行)は4日夜、預金準備率を1ポイント下げると発表した(1月15日と25日に0.5ポイントずつ実施)。このほか、大型インフラ投資案件の認可も加速している。米国では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米金融政策に関し、「必要に応じ政策変更もいとわない」と発言。利上げを急がないスタンスを示した。米中通商協議の進展期待も強まっている。米中の両国は7〜8日にかけて、次官級の貿易協議を北京で開く。また、1月下旬にスイスで開催されるダボス会議にあわせ、中国の王岐山副主席がトランプ米大統領と会談する――との観測も報じられた。
ハンセン指数の構成銘柄では、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)と不動産デベロッパー香港大手の長江実業集団(1113/HK)がそろって2.4%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)と小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)がそろって2.1%高と上げが目立った。
業種別では、非鉄やセメント、鉄鋼など景気動向に敏感な素材が高い。中国アルミ(2600/HK)が3.7%、江西銅業(358/HK)が2.3%、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が2.7%、華潤水泥HD(チャイナ・リソーシズ・セメント:1313/HK)が1.9%、鞍鋼(347/HK)が3.1%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.7%ずつ上昇した。
海運・港湾セクターもしっかり。太平洋航運集団(2343/HK)が3.4%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.5%高、中遠海運HD(1919/HK)が1.0%高、招商局港口HD(144/HK)が2.0%高、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が0.9%高で引けた。
第5世代(5G)通信ネットワーク関連銘柄も物色される。通信設備の京信通信系統HD(2342/HK)が3.4%高、基地局運営の中国鉄塔(788/HK)が2.1%高、光ファイバー・ケーブルメーカーの長飛光繊光纜(6869/HK)が1.9%高とそろって続伸した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.44%高の2525.83ポイントで前場の取引を終えた。インフラ関連株が高い。ハイテク株、不動産株、運輸株、消費関連株、資源・素材株、証券株なども値上がりした。
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