/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2018/11/08 13:31

香港前場:ハンセン1.0%高で3日続伸、上海総合は0.6%上昇 無料記事

 8日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比251.21ポイント(0.96%)高の26398.90ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が126.73ポイント(1.19%)高の10768.21ポイントとそろって3日続伸した。半日の売買代金は542億1400万香港ドルとなっている(7日前場の売買代金は515億3300万香港ドル)。
 米株高が追い風。昨夜の米株市場では、米中間選挙が波乱なく終了したことを好感し、主要指数が軒並み急伸した。NYダウは約1カ月ぶりの高値水準を回復している。中国統計の上振れもプラス。取引時間中に公表された10月の貿易統計では、人民元ベースでの伸び率が輸出・輸入ともに事前予想を大幅に上回っている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.5%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が3.2%高、通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が3.0%高と上げが目立った。
 業種別では、石油・石炭や天然ガスなどエネルギー関連が高い。上記した中国海洋石油のほか、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.7%、中国神華能源(1088/HK)が1.9%、エン州煤業(1171/HK)が1.7%、新奥燃気HD(新奥ガス:2688/HK)が4.7%、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が3.4%ずつ上昇した。
 海運セクターもしっかり。太平洋航運集団(2343/HK)が3.8%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.3%高、中遠海運HD(1919/HK)が1.3%高で引けた。
 半導体や通信機器、家電など製造業セクターも物色される。華虹半導体(1347/HK)が4.4%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が1.2%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が3.9%高、聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が2.9%高、海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が1.8%高と値を上げた。
 本土マーケットは4日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.61%高の2657.42ポイントで前場の取引を終えた。金融株が上げを主導する。不動産株、消費関連株、資源・素材株、海運株なども買われた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース