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2019/04/02 13:30

香港前場:ハンセン0.1%高で6日続伸、上海総合は0.4%上昇 無料記事

 2日前場の香港マーケットは小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比28.03ポイント(0.09%)高の29590.05ポイントと6日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が13.23ポイント(0.11%)高の11570.86ポイントと3日続伸した。半日の売買代金は614億6200万香港ドルとなっている(1日前場は718億4500万香港ドル)。
 世界景気の鈍化懸念が薄らぐ流れ。中国の3月製造業PMI上振れに続き、米国ではサプライマネジメント協会(ISM)が発表した同月の製造業景況感指数が予想を上回る上昇となっている。もっとも、上値は重い。ハンセン指数は前日まで5連騰し、昨年6月以来の高値水準を回復していたこともあり、利食い売り圧力も意識される状況だ。指数は一時マイナス圏で推移している。
 ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.6%高、政府系インベストメント会社の中国中信(CITICリミテッド:267/HK)が2.5%高、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が1.9%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が1.5%高と上げが目立った。銀河娯楽集団に関しては、3月の域内カジノ売上高が予想ほど縮小しなかったことを引き続き材料視している。
 業種別では、乗用車やトラック、エンジンなど自動車関連が高い。東風汽車集団(489/HK)が2.1%、長城汽車(2333/HK)が1.5%、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.4%、吉利汽車HD(175/HK)が1.3%、中国重汽(サイノトラック:3808/HK)が5.0%、イ柴動力(2338/HK)が5.3%ずつ上昇した。
 半面、家電セクターはさえない。TCL電子HD(1070/HK)が1.6%安、創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)が1.5%安、海信家電集団(ハイセンス・ホーム・アプライアンシズ・グループ:921/HK)が0.8%安で引けた。
 一方、本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%高の3183.31ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク株が高い。港湾・海運株、不動産株、メディア関連株、自動車株なども買われた。


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