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2018/11/06 16:31

中国大引:上海総合0.2%安で続落、不動産株は逆行高 無料記事

 6日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.07ポイント(0.23%)安の2659.36ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、6.38ポイント(0.23%)安の2784.97ポイントで取引を終えている。
 前日の軟調地合いを継ぐ。中国景気の鈍化、米中貿易摩擦の長期化など不安材料が重なっている。ただ、大きく売り込む動きはみられない。相場や景気に対する当局のテコ入れ期待は根強く、指数は引けにかけて下げ幅を縮小させた。
 業種別では、消費関連がさえない。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.7%安と続落した。国内消費の鈍化が警戒されている。Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NYSE)はこのほど、通期の売上高見通しを下方修正した。自動車株、金融株、インフラ関連株なども売られている。
 半面、不動産株はしっかり。大手の緑地控股(600606/SH)が2.4%、金地集団(600383/SH)が2.2%ずつ上昇した。上場不動産各社が公表した1〜9月期業績では、全体の9割超が前年同期比で増益を確保。通期決算に対する期待も改めて強まった。そのほか、上海拠点の開発デベロッパーが急伸。上海臨港控股(600848/SH)と上海張江高科技(600895/SH)がそろってストップ高、上海陸家嘴金融貿易区開発(600663/SH)が9.3%高で引けた。政策恩恵の思惑が高まっている。中国の習近平・国家主席は5日に開幕した国際博覧会「中国国際輸入博覧会」で演説。上海国際金融センターと科学技術創新センターの建設を支援するとともに、上海自由貿易試験区に追加的に新区を設立する構想も明らかにした。
 一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.15ポイント(0.05%)安の277.84ポイント、深センB株指数が4.64ポイント(0.52%)安の890.48ポイントで終了した。



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