9日の本土マーケットは値下がり。日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数は前日比23.34ポイント（0.89％）安の2612.29ポイントと5日続落している。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が1.15ポイント（0.42％）安の274.77ポイント、深センB株指数が2.62ポイント（0.30％）安の883.71ポイントで推移している。
　米金利の先高観を背景に、人民元安の動きが警戒される流れ。米連邦公開市場委員会（FOMC）後の声明では、賃金上昇などがインフレにつながるとして、12月の利上げ実施が示唆された。外国為替市場では、人民元安が進んでいる。前日の相場で逆行高した銀行株に売りが先行した。
　なお、朝方公表された10月の中国物価統計では、消費者物価指数（CPI）と生産者物価指数（PPI）がそろって市場予想と一致した。
　主要銘柄の値下がり率は、招商銀行（600036/SH)が3.5％、中国農業銀行（601288/SH）が3.4％、中国工商銀行（601398/SH）が3.3％、中国国旅（601888/SH）が2.8％、江蘇恒瑞医薬（600276/SH）が1.1％など。


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