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2019/04/12 13:33

香港前場:ハンセン0.4%安で3日続落、上海総合も0.4%下落 無料記事

 12日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比107.25ポイント(0.36%)安の29732.20ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も37.36ポイント(0.32%)安の11580.68ポイントとそろって3日続落した。半日の売買代金は502億6400万香港ドルに縮小している(11日前場は711億8000万香港ドル)。
 昨夜の米株安を嫌気した売りが先行する流れ。本土株の続落も重しとなった。中国の経済指標を見極めたいとするスタンスが漂っている。本日は取引時間中に、3月の貿易統計が発表される予定。このあとも、同月の重要経済統計(15日までに金融統計、17日に鉱工業生産や小売売上高など)や、第1四半期GDP成長率(17日)が相次いで公表される。
 ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.8%安、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が2.6%安、香港系不動産の九龍倉置業地産投資(1997/HK)が2.3%安と下げが目立った。
 業種別では、自動車が安い。上記した吉利汽車のほか、長城汽車(2333/HK)が4.8%、広州汽車集団(2238/HK)が3.1%、東風汽車集団(489/HK)が3.0%ずつ下落した。
 非鉄やセメント、鉄鋼など素材セクターもさえない。中国アルミ(2600/HK)が2.4%安、江西銅業(358/HK)が0.9%安、華潤水泥HD(チャイナ・リソーシズ・セメント:1313/HK)が2.0%安、安徽海螺水泥(914/HK)が1.2%安、鞍鋼(347/HK)が3.7%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.9%安と値を下げた。
 半面、消費セクターの一角はしっかり。中国ビール2位の青島ビール(168/HK)が7.4%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.7%高、食肉・ハム加工大手の中国雨潤食品集団(1068/HK)が1.1%高で引けた。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.44%安の3175.84ポイントで前場の取引を終えた。自動車株が安い。資源・素材株、医薬品株、不動産株、海運株、保険株なども売られた。


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