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2019/01/18 13:26

香港前場:ハンセン1.0%高で反発、上海総合は0.8%上昇 無料記事

 18日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比257.57ポイント(0.96%)高の27013.20ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が108.21ポイント(1.03%)高の10620.36ポイントとそろって反発した。半日の売買代金は517億100万香港ドルとなっている(17日前場は560億3000万香港ドル)。
 米中通商協議の進展期待が強まる流れ。中国商務部の高峰報道官は17日の定例会見で、「貿易問題担当の劉鶴副首相が今月30〜31日の日程で米国を訪問し、ライトハイザー氏やムニューシン氏との通商協議に臨む」と正式発表した。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給もプラス。人民銀は18日、公開市場操作(オペ)で差し引き200億人民元を供給した。これにより、オペによる今週の純供給額は1兆1600億人民元(約18兆7190億円)に拡大。週間ベースの供給規模として2017年1月第4週(1兆1900億人民元)以来、2年ぶりの大きさを記録した。
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品株の上げが目立つ。中国生物製薬(1177/HK)が5.5%高、石薬集団(1093/HK)が5.1%高で引けた。
 業種別では、中国の保険が高い。新華人寿保険(1336/HK)が2.9%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)と衆安在線財産保険(6060/HK)がそろって2.6%、中国平安保険(2318/HK)が1.4%ずつ上昇した。
 スマートフォンや第5世代(5G)ネットワーク関連の銘柄群も物色される。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.2%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が2.6%高、基地局運営の中国鉄塔(チャイナ・タワー:788/HK)が2.7%高、通信設備の中興通訊(ZTE:763/HK)が2.5%高、光ファイバー・ケーブルメーカーの長飛光繊光纜(6869/HK)が2.4%高と値を上げた。
 本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.79%高の2579.76ポイントで前場の取引を終えた。金融株が相場をけん引する。消費関連株、インフラ関連株、医薬品株、不動産株、運輸株、自動車株なども買われた。



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