2019/01/21 13:24
香港前場:ハンセン0.3%高で続伸、上海総合は0.7%上昇
週明け21日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比91.10ポイント(0.34%)高の27181.91ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が63.79ポイント(0.60%)高の10700.76ポイントとそろって続伸した。半日の売買代金は555億7000万香港ドルとなっている(18日前場は517億100万香港ドル)。
米中通商摩擦の改善期待が持続する流れ。複数の米メディアは先週末、「劉鶴副首相の訪米を前に、中国は大規模輸入などの譲歩案を提案している」と報道した。米中が貿易交渉で歩み寄るとの観測が浮上するなか、先週末の米株が上昇した好調地合いを継いでいる。劉鶴氏は1月30〜31日にかけて、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表やムニューシン財務長官との通商協議する予定だ。
中国の経済統計にも安心感。取引時間中に公表された2018年のGDP成長率は、前年比6.6%と前年実績(6.8%)を下回ったものの市場の事前予想と一致し、ネガティブなサプライズとみられなかった。中国政府の成長率目標「6.5%前後」を上回っている。また、18年12月分の各種統計では、小売売上高や鉱工業生産額が上振れした。
ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.2%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が4.0%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.4%高と上げが目立った。
業種別では、中国の海運がしっかり。中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.7%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.3%高、中遠海運HD(1919/HK)が1.3%高で引けた。
小売や食品、酒造など消費関連セクターも物色される。百盛商業集団(パークソン・リテール:3368/HK)が5.5%高、万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.1%高、中国雨潤食品集団(1068/HK)が1.3%高、青島ビール(168/HK)が1.6%高と値を上げた。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.68%高の2613.53ポイントで前場の取引を終えた。金融株が相場をけん引。ハイテク株、消費関連株、自動車株、資源株、インフラ関連株、医薬株なども買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中通商摩擦の改善期待が持続する流れ。複数の米メディアは先週末、「劉鶴副首相の訪米を前に、中国は大規模輸入などの譲歩案を提案している」と報道した。米中が貿易交渉で歩み寄るとの観測が浮上するなか、先週末の米株が上昇した好調地合いを継いでいる。劉鶴氏は1月30〜31日にかけて、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表やムニューシン財務長官との通商協議する予定だ。
中国の経済統計にも安心感。取引時間中に公表された2018年のGDP成長率は、前年比6.6%と前年実績(6.8%)を下回ったものの市場の事前予想と一致し、ネガティブなサプライズとみられなかった。中国政府の成長率目標「6.5%前後」を上回っている。また、18年12月分の各種統計では、小売売上高や鉱工業生産額が上振れした。
ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.2%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が4.0%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.4%高と上げが目立った。
業種別では、中国の海運がしっかり。中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.7%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.3%高、中遠海運HD(1919/HK)が1.3%高で引けた。
小売や食品、酒造など消費関連セクターも物色される。百盛商業集団(パークソン・リテール:3368/HK)が5.5%高、万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.1%高、中国雨潤食品集団(1068/HK)が1.3%高、青島ビール(168/HK)が1.6%高と値を上げた。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.68%高の2613.53ポイントで前場の取引を終えた。金融株が相場をけん引。ハイテク株、消費関連株、自動車株、資源株、インフラ関連株、医薬株なども買われた。
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