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2018/11/28 13:35

香港前場:ハンセン0.9%高で反発、上海総合も0.9%上昇 無料記事

 28日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比240.39ポイント(0.91%)高の26572.35ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が90.75ポイント(0.86%)高の10606.05ポイントとそろって反発した。半日の売買代金は452億6000万香港ドルとなっている(27日前場の売買代金は430億7300万香港ドル)。
 米中通商交渉の不安がやや後退するなか、投資家のリスク選好が強まる流れ。米中対立の緩和期待で、昨夜の米株が上昇した流れを継いでいる。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は27日午後(米時間)、「中国とは広範な分野で協議中。トランプ米大統領と習近平国家主席は12月1日に会談する」と発言した。中国本土株が5日ぶりに反発したことも買い安心感につながり、香港の各指数は上げ幅を徐々に広げた。
 ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.3%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が2.9%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.6%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が1.9%高と上げが目立った。
 業種別では、中国の不動産が高い。中国恒大集団(3333/HK)が4.4%、万科企業(2202/HK)が2.8%、広州富力地産(2777/HK)が2.4%、保利置業集団(119/HK)が2.3%、碧桂園HD(2007/HK)が1.8%ずつ上昇した。
 中国車セクターもしっかり。北京汽車(1958/HK)が3.5%高、広州汽車集団(2238/HK)が3.2%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.7%高、長城汽車(2333/HK)が1.4%高と値を上げた。
 中国金融セクターも物色される。中国銀河証券(6881/HK)が2.4%高、中国華融資産管理(2799/HK)が3.2%高、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が1.5%高で引けた。
 本土マーケットは5日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.86%高の2596.84ポイントで前場の取引を終えた。メディア関連株が急伸。消費関連株、ハイテク株、金融株、自動車株、医薬株、不動産株なども買われた。


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