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2018/10/03 13:27

香港前場:ハンセン0.5%安で続落、AIAが2.4%下落 無料記事

 3日の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比140.54ポイント(0.52%)安の26985.84ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が24.56ポイント(0.23%)安の10730.00ポイントとそろって続落した。半日の売買代金は394億5900万香港ドルに縮小している(2日前場の売買代金は469億7900万香港ドル)。
 景気懸念が重し。先週末に公表された中国の景気指標で、9月製造業PMIが事前予想を大きく下回ったことが引き続き逆風となっている。また、国際通貨基金(IMF)が9日に発表する世界経済の成長見通しに関し、下方修正の可能性が高いと伝わったこともマイナスだ。IMFのラガルド専務理事は、「貿易摩擦の影響などで、新興国の経済は厳しさを増している」と指摘している。
 ハンセン指数の構成銘柄では、アジアで生命保険業務を展開するAIAグループ(1299/HK)が2.4%安と続落。1銘柄で指数を60ポイント押し下げた。時価総額上位の本土系銀行、ネット・通信などもさえない。
 業種別では、医薬が安い。薬明生物技術(2269/HK)が4.6%、広州白雲山医薬集団(874/HK)が3.4%、康哲薬業HD(867/HK)が2.7%、中国生物製薬(1177/HK)が2.4%、石薬集団(1093/HK)が2.3%ずつ下落した。
 半面、中国の自動車セクターはしっかり。東風汽車集団(489/HK)が2.0%高、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が1.3%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)と広州汽車集団(2238/HK)がそろって1.1%高で引けた。
 ゼネコンや素材などインフラ建設セクターも物色される。中国中鉄(390/HK)が1.6%、中国交通建設(1800/HK)が1.5%、中国鉄建(1186/HK)が1.0%、中国建材(3323/HK)が1.5%、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が0.6%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.7%、重慶鋼鉄(1053/HK)が2.6%ずつ上昇した。
 本土市場は国慶節連休で今週いっぱい休場(1〜5日)。週明け8日から取引再開される。




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