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2019/01/14 16:27

中国大引:上海総合0.7%安で反落、保険株下げ主導 無料記事

 週明け14日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比18.07ポイント(0.71%)安の2535.77ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、18.95ポイント(0.71%)安の2655.23ポイントで取引を終えている。
 中国景気の先行きが改めて不安視される流れ。取引時間中に公表された昨年12月の貿易統計では、人民元ベースの輸出が0.2%増にとどまり(予想は6.6%増)、輸入は予想(12.0%増)に反して3.1%のマイナス成長となった。輸出が急減するなか、国内製造業の業績悪化や失業率の上昇も警戒されている。
 保険株が下げを主導。中国太平洋保険(601601/SH)が2.0%安、中国平安保険(601318/SH)が1.6%安で引けた。不動産株も安い。保利地産(600048/SH)が1.8%下落した。消費関連株、医薬株、ハイテク株、自動車株、空運株、海運・港湾株なども売られている。
 半面、鉄鋼株と建材株はしっかり。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が1.4%高、華新水泥(600801/SH)が1.2%高と上昇した。鉄鋼株については、この日の上海商品取引所で鉄筋相場が急伸し、約2カ月ぶりの高値水準に達したことが好感されている。また、建材各社に関しては、セメント価格の値上がりを背景に18年通期業績の好調見通しを相次いで発表している。
 一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.80ポイント(0.29%)安の275.35ポイント、深センB株指数が5.89ポイント(0.68%)安の861.59ポイントで終了した。


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