2018/12/21 13:34
香港前場:ハンセン0.2%安で続落、上海総合は1.0%下落
21日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比53.35ポイント(0.21%)安の25570.18ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が73.11ポイント(0.72%)安の10017.64ポイントと6日続落した。半日の売買代金は396億2400万香港ドルとなっている(20日前場は327億1100万香港ドル)。
投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。米政府機関の閉鎖に関する警戒感が浮上するなか、昨夜の米株が大きく売られた流れを継いだ。米金融当局が今年4回目の利上げを決定し、今後も資産圧縮を続ける方針を示したことも、引き続き相場の重しとなっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー香港大手の長江実業集団(1113/HK)が2.4%安、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)と中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)がそろって2.2%安と下げが目立った。
業種別では、小売や食品・飲料の消費関連が安い。上記した中国旺旺のほか、北京京客隆商業集団(814/HK)が6.8%、国美零售HD(493/HK)が4.3%、聯華超市(980/HK)が3.2%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.7%、青島ビール(168/HK)が2.6%ずつ値を下げた。
自動車セクターもさえない。東風汽車集団(489/HK)が2.4%安、北京汽車(1958/HK)が1.7%安、長城汽車(2333/HK)が1.6%安、広州汽車集団(2238/HK)が1.0%安と下落した。
金融セクターも売られる。新華人寿保険(1336/HK)が4.5%安、中国平安保険(2318/HK)が2.0%安、海通証券(6837/HK)が3.8%安、華泰証券(6886/HK)が2.7%安、中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が2.3%安、招商銀行(3968/HK)が1.5%安で引けた。
半面、オンラインゲームを展開する銘柄群の一角はしっかり。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.9%高、金山軟件(3888/HK)が1.4%高と上昇した。中国で一時停止中の新作オンラインゲーム審査が再開されたもよう――と複数のメディアが一斉に報じたことが好感されている。ハンセン指数採用銘柄のテンセント株は上昇寄与度が100ポイントに上り、同指数の下げ幅を縮小させた。
一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.01%安の2510.78ポイントで前場の取引を終えた。時価総額上位の金融株が下げを主導する。不動産株、医薬株、消費関連株、インフラ関連株なども売られた。半面、メディア株、ハイテク株の一角は物色されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。米政府機関の閉鎖に関する警戒感が浮上するなか、昨夜の米株が大きく売られた流れを継いだ。米金融当局が今年4回目の利上げを決定し、今後も資産圧縮を続ける方針を示したことも、引き続き相場の重しとなっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー香港大手の長江実業集団(1113/HK)が2.4%安、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)と中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)がそろって2.2%安と下げが目立った。
業種別では、小売や食品・飲料の消費関連が安い。上記した中国旺旺のほか、北京京客隆商業集団(814/HK)が6.8%、国美零售HD(493/HK)が4.3%、聯華超市(980/HK)が3.2%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.7%、青島ビール(168/HK)が2.6%ずつ値を下げた。
自動車セクターもさえない。東風汽車集団(489/HK)が2.4%安、北京汽車(1958/HK)が1.7%安、長城汽車(2333/HK)が1.6%安、広州汽車集団(2238/HK)が1.0%安と下落した。
金融セクターも売られる。新華人寿保険(1336/HK)が4.5%安、中国平安保険(2318/HK)が2.0%安、海通証券(6837/HK)が3.8%安、華泰証券(6886/HK)が2.7%安、中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が2.3%安、招商銀行(3968/HK)が1.5%安で引けた。
半面、オンラインゲームを展開する銘柄群の一角はしっかり。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.9%高、金山軟件(3888/HK)が1.4%高と上昇した。中国で一時停止中の新作オンラインゲーム審査が再開されたもよう――と複数のメディアが一斉に報じたことが好感されている。ハンセン指数採用銘柄のテンセント株は上昇寄与度が100ポイントに上り、同指数の下げ幅を縮小させた。
一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.01%安の2510.78ポイントで前場の取引を終えた。時価総額上位の金融株が下げを主導する。不動産株、医薬株、消費関連株、インフラ関連株なども売られた。半面、メディア株、ハイテク株の一角は物色されている。
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