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2018/10/08 16:30

中国大引:上海総合3.7%安で急反落、大型株が下げ主導 無料記事

 国慶節連休明け8日の中国本土マーケットは大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比104.84ポイント(3.72%)安の2716.51ポイントと反落した。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。上海A株指数も下落し、109.92ポイント(3.72%)安の2844.84ポイントで取引を終えた。
 休場中の海外株安や、中国指標の下振れが重し。9月30日に発表された9月製造業PMIは、市場予想を大きく下回っている。米国の追加関税発動により、中国製造業の景況感悪化が鮮明化した格好だ。また、7日に公表された9月外貨準備高が予想以上に減少するなか、資本流出や元安進行の懸念も強まっている。
 上海総合の構成銘柄はほぼ全面安の商状。時価総額上位の銘柄群が下げを主導し、中国石油化工(600028/SH)が7.0%安、貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が6.0%安、中国平安保険(601318/SH)が5.4%安、中国工商銀行(601398/SH)が3.6%安で引けた。
 不動産株も安い。大手の保利地産(600048/SH)が6.7%下落した。「国慶節連休(1〜7日)の期間中、中国各地で住宅販売が低迷した」と報じられたことが売り材料視されている。セメントや鉄鋼、非鉄などの素材株、自動車株、医薬株、ハイテク株などにも売りが目立っている。
 外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が6.77ポイント(2.33%)安の283.43ポイント、深センB株指数が26.56ポイント(2.72%)安の948.79ポイントで終了した。


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