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2019/03/12 16:33

中国大引:上海総合1.1%高で続伸、科学振興方針でハイテク株に買い 無料記事

 12日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比33.31ポイント(1.10%)高の3060.31ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、34.96ポイント(1.10%)高の3205.20ポイントで取引を終えている。
 中国の科学重視スタンスが好感された。科学技術部の王志剛・部長は11日の記者会見で、中国の基礎研究分野への投資が米国などに比べてまだ少ない現状に言及。基礎研究力の強化を図る方針を強調した。中国は2050年の「テクノロジー強国」躍進を目指す。基礎研究への投資拡大などを推進する方針だ。米中通商協議の進展もプラス。商務部は12日、「劉鶴副・首相は12日朝方に、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表やムニューシン米財務長官と電話で協議した」と発表した。
 業種別では、ハイテクが高い。金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が9.7%、電子部品メーカーの環旭電子(601231/SH)が6.9%、フラッシュメモリーなどの北京兆易創新科技(603986/SH)が5.5%、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が4.9%ずつ上昇した。不動産株、運輸株、インフラ関連株、消費関連株、自動車株、資源・素材株、医薬品株、金融株の一角なども買われている。
 外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が0.83ポイント(0.27%)高の307.41ポイント、深センB株指数が4.93ポイント(0.49%)高の1012.08ポイントで終了した。


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