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2021/01/11 13:27

香港前場:ハンセン0.9%高で続伸、上海総合は0.2%下落 無料記事

 週明け11日前場の香港マーケットは値上がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比244.71ポイント(0.88%)高の28122.93ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も211.68ポイント(1.93%)高の11167.23ポイントとそろって続伸した。半日の売買代金は1424億2600万香港ドルとなっている(8日の前場は1338億1300万香港ドル)。
 米株高が追い風。先週末の米株市場では、追加経済対策の期待感で主要株価指数が連日で史上最高値を更新した。中国指標が上振れる中、国内経済の持ち直しも意識されている。朝方公表された昨年12月の物価統計では、消費者物価指数(CPI)が横ばい予想に反してプラス成長を回復。生産者物価指数(PPI)はマイナス0.4%だったが、下落率は市場予想(マイナス0.7%)と前月実績(マイナス1.5%)より小幅だった。中国経済の持ち直しが意識されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア最大手の中国移動(941/HK)が8.2%高、同じく通信キャリアの中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が6.8%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が6.1%高と上げが目立った。
 セクター別では、本土系の銀行が高い。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が8.4%高、中国農業銀行(1288/HK)が2.8%、招商銀行(3968/HK)が6.3%、中国建設銀行(939/HK)が2.7%、交通銀行(3328/HK)が2.4%ずつ上昇した。
 本土系不動産セクターも急伸。万科企業(2202/HK)が6.1%高、中国海外発展(688/HK)と華潤置地(1109/HK)がそろって4.2%高、中国金茂HD(817/HK)が3.4%高、融創中国HD(1918/HK)が2.9%高でと値を上げた。
 通信設備・工事の5Gネットワーク関連も物色される。中国通信服務(552/HK)が3.9%高、中国鉄塔(788/HK)が3.8%高、京信通信系統HD(2342/HK)が3.1%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が2.1%高で前場取引を終えた
 半面、空運関連は安い。中国3大エアラインの中国国際航空(753/HK)が2.9%、中国東方航空(670/HK)が2.7%、中国南方航空(1055/HK)が2.3%、香港フラッグキャリアの国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.6%、空港運営・管理の海南美蘭国際空港(357/HK)が3.9%、同じく空港運営の北京首都国際機場(北京首都空港:694/HK)が2.9%、航空情報システム大手の中国民航信息網絡(トラベルスカイ・テクノロジー:696/HK)が9.1%ずつ下落した。そのほか、マカオのカジノ関連も軒並み下げている。新型コロナウイルス再拡大が逆風。欧米や日本などに続き、封じ込めに成功したとされていた中国でも再び感染者数が増加傾向をたどっている。国家衛生健康委員会の最新発表(11日付)によると、10日に新たに確認された感染者は103人。新規感染者が100人を超えるのは、昨年7月末以来、約5カ月ぶりとなる。首都・北京市に隣接する河北省では、省都の石家荘市政府が8日、大規模なロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表した。
 一方、本土マーケットは小幅続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.23%安の3561.77ポイントで前場の取引を終了した。保険株が安い。食品飲料株、証券株、不動産株、エネルギー株、公益株、素材株、空運株、インフラ関連株なども売られた。半面、自動車株は高い。銀行株、ハイテク株、医薬品株の一角も買われた。


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