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2021/01/04 13:41

香港前場:ハンセン0.8%高で4日続伸、上海総合は0.9%上昇 無料記事

 年明け初商い4日の香港マーケットはまちまち。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比203.48ポイント(0.75%)高の27434.61ポイントと4日続伸する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は18.46ポイント(0.17%)安の10719.94ポイントと4日ぶりに反落した。半日の売買代金は1002億2300万香港ドルとなっている(半日立会の12月31日は1057億香港ドル)。
 年金マネーの流入が期待される流れ。中国人力資源社会保障部は12月30日、年金基金の株式投資枠に関し、将来的に最大40%まで拡大する方針を表明した。本土市場の銘柄に加え、相互取引スキームの利用で香港上場株も新たに投資可能とする。また、第14次5カ年計画(2021〜25年)の初年度がスタートする中、政策で恩恵を受けやすい銘柄を物色する動きも続いた。
 ただ、悪材料の出た銘柄群が売りにおされ、ハンセン指数は安く推移する場面もみられている(本土株指数はマイナス)。米NY証券取引所は2日までに、人民解放軍が所有、または支配していると見なされる中国企業への投資を禁止する大統領令を受け、中国通信大手3社ADRの上場廃止手続きに入ることを決めたと発表した。また、中国では不動産向け融資が引き締められている。中国人民銀行と中国銀行保険監督管理委員会は12月31日、不動産向け融資の新たな引き締め策を公表した。2021年1月1日付で実施している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、スマートフォン中国大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が5.0%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.7%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が3.5%高と上げが目立った(小米と舜宇は上場来高値を更新)。小米集団に関しては、新機種の販売好調も手がかり。同社のハイエンド旗艦端末の最新モデル「小米11」シリーズは、1日の販売開始5分で35万台を販売し、売上高が15億人民元(約240億円)を超える人気ぶりとなっている。
 セクター別では、非鉄関連が高い。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が9.7%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が9.1%、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が8.9%、江西銅業(358/HK)が5.6%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.0%高ずつ上昇した(江西カン鋒リ業は最高値更新)。
 海上輸送やコンテナリース・生産など海運関連も急伸。中遠海運HD(1919/HK)が8.6%高、太平洋航運集団(2343/HK)が5.5%高、東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)が3.9%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が3.6%高、中遠海運発展(2866/HK)が11.1%高、中国国際海運集装箱(中国国際コンテナ:2039/HK)が4.6%高で前場取引を終えた(東方海外は新値更新)。
 半面、通信キャリア各社株は安い。中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)が4.2%、中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が4.0%、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が3.6%ずつ下落している。
 中国の銀行・不動産セクターもさえない。招商銀行(3968/HK)が5.5%安、中国工商銀行(1398/HK)が3.4%安、中国建設銀行(939/HK)が2.6%安、融創中国HD(1918/HK)が7.2%安、中国恒大集団(3333/HK)が5.9%安、万科企業(2202/HK)が4.1%安と値を下げた。
 一方、本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.91%高の3504.57ポイントで前場の取引を終了した。素材株が高い。証券株、ハイテク株、自動車株、消費関連株、医薬品株、海運株、防衛関連株なども買われた。半面、不動産株は安い。銀行株、保険株、空運株も売られた。



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