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2020/11/13 13:40

香港前場:ハンセン0.6%安で3日続落、上海総合は0.8%下落 無料記事

 13日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比144.17ポイント(0.55%)安の26025.21ポイントと3日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が99.15ポイント(0.94%)安の10480.32ポイントと反落した。半日の売買代金は830億2300万香港ドルに縮小している(12日前場は1008億9400万香港ドル)。
 外部環境の不透明感が嫌気される流れ。昨夜の欧米市場で、主要株価指数が軒並み下落した流れを継いだ。欧米で新型コロナウイルス感染が再加速し、経済回復の足かせになると懸念されている。米中対立の警戒感もくすぶる状況。トランプ米大統領は12日、米国の投資家が中国人民解放軍と関連のある企業に投資することを禁ずる大統領令に署名した。対象となった通信キャリアの中国聯通(762/HK)と中国移動(941/HK)はそれぞれ8.1%安、6.1%安と急落している。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。国民経済・社会発展の新5カ年計画(2021〜25年)が来年スタートすることもあり、各種支援策の期待が高まっている。前引けにかけて指数は下げ幅をやや縮小した。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、上述した通信各社のほか、石油大手3社の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が6.3%安、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.2%安、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.1%安と下げが目立っている。世界経済の停滞で原油需要が先細ると懸念し、昨夜のWTI原油先物が0.8%安と4日ぶりに反落したことも嫌気された。
 セクター別では、中国の金融が安い。中国農業銀行(1288/HK)が4.4%、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が3.7%、中国民生銀行(1988/HK)が3.4%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.5%、中国太平保険HD(966/HK)が3.2%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.0%ずつ下落した。
 第5世代(5G)ネットワーク関連銘柄も売られる。基地局運営の中国鉄塔(788/HK)が4.4%安、通信設備メーカーの京信通信系統HD(2342/HK)が3.7%安、通信機器・設備メーカーの中興通訊(ZTE:763/HK)と通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)がそろって2.8%安、光ファイバー・ケーブル製造の長飛光繊光纜(6869/HK)が2.7%安で引けた。
 旅行関連の銘柄群もさえない。中国3大エアラインの中国国際航空(753/HK)が2.7%安、中国東方航空(670/HK)が2.0%安、中国南方航空(1055/HK)が1.3%安、香港フラッグキャリアの国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が3.0%安、空港運営・管理の北京首都国際機場(北京首都空港:694/HK)が3.7%安、中国政府系旅行会社の香港中旅国際投資(チャイナ・トラベル:308/HK)が2.7%安と値を下げた。
 半面、ハイテクやITの「ニューエコノミー」関連はしっかり。ハンセン科技指数は2.4%高と続伸した。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が1.7%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.8%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が5.9%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が4.1%高で取引を終えている。テンセントに関しては、7〜9月期決算の上振れが材料視された。
 他の個別株動向では、充電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が3.3%高。EV車の販売好調が好感された。EV電池の原材料販売も伸びると連想され、リチウム電池素材メーカーの江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)も4.2%高と上昇している。
 一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.75%安の3313.75ポイントで前場の取引を終えた。食品飲料株が安い。自動車株、金融株、エネルギー株、公益株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。自動車株、海運株、防衛関連株も買われた。


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