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2020/11/03 16:27

中国大引:上海総合1.4%高で続伸、金融セクター相場けん引 無料記事

 3日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比45.95ポイント(1.42%)高の3271.07ポイントと続伸した(上海A株指数は1.43%高の3428.39ポイント)。
 中国の政策に対する期待感が改めて盛り上がる流れ。習近平国家主席は2日、自身が主宰した中央全面深化改革委員会の会議で、第14次5カ年計画(2021〜25年)の期間に中国は新しい発展段階に入るとして、一連の改革措置を的確に推進する必要性を強調した。また、10月の中国製造業PMIが上振れたことに続き、米国でも同月の製造業総合景況感指数(PMI)が予想以上に前月から上向いたことも好感されている。(亜州リサーチ編集部)
 金融株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)と中国人寿保険(601628/SH)がそろって2.5%高、中信証券(600030/SH)が2.3%高で引けた。このほか、上海市場に前日新規上場した中国国際金融(CICC:601995/SH)はストップ高。終値は41.47人民元となり、公募価格(28.78人民元)を44.0%上回っている。
 ハイテク株も高い。パワーエレクトロニクス用半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が8.2%、半導体製造装置メーカー大手の中微半導体設備上海(688012/SH)が6.7%ずつ上昇した。第14次5カ年計画では、先端技術の内製化を進める方針などが明示されている。そのほか、素材株、不動産株、公益株、運輸株、防衛関連株、エネルギー株、医薬品株、食品飲料株など幅広く買われた。
 外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が3.00ポイント(1.25%)高の243.85ポイント、深センB株指数が5.81ポイント(0.62%)高の948.61ポイントで終了した。


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