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2021/03/30 13:46

香港前場:ハンセン1.2%高で3日続伸、上海総合は0.6%上昇 無料記事

 30日前場の香港マーケットは、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前日比334.46ポイント(1.18%)高の28672.76ポイントと3日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が120.67ポイント(1.10%)高の11063.61ポイントと反発した。半日の売買代金は922億9300万香港ドルとなっている(29日前場は1042億3800万香港ドル)。
 米中の景気期待が支えとなる流れ。米国では新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済活動の正常化が早まると期待されている。バイデン米大統領は29日の記者会見で、「4月19日までに国内成人の90%がワクチン接種の対象となるようにし、利用できる薬局の数も倍増させる」と述べた。また、香港でこれまでに発表された主要な中国企業の決算では、増益や増配を明らかにする企業が相次いでいる。中国国家統計局は先週27日、主要工業企業の1〜2月利益が前年同期比で2.8倍に達したと報告した。各指数は前引けにかけて上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が7.3%高と急反発。前日は昼に公表した決算の下振れで売られたが、ブローカー各社による強気見通し堅持で買い安心感が広がった。このほか、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が5.0%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が5.0%高、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.9%高と上げが目立っている。
 セクター別では、医薬品が高い。上記した石薬集団のほか、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が5.3%、四環医薬HD集団(460/HK)が4.8%、緑葉製薬集団(2186/HK)が4.5%、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が3.8%、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が2.0%ずつ上昇した。
 食品飲料や酒造、小売、家電など消費関連セクターもしっかり。統一企業中国HD(ユニプレジデント・チャイナ:220/HK)が4.1%高、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.8%高、中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.4%高、青島ビール(168/HK)が2.7%高、華潤ビールHD(291/HK)が2.0%高、百威亜太HD(バドワイザーAPAC:1876/HK)が1.3%高、百盛商業集団(パークソン・リテール:3368/HK)が5.5%高、北京京客隆商業集団(814/HK)が4.0%高、創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)が5.8%高、海信家電集団(921/HK)が2.4%高で引けた。
 業績動向を手がかりにした動きでは、ふ頭運営の天津港発展HD(3382/HK)が1.6%高。同社の決算は64%増益で、期末配当の増額も予定されている。このほか、ヘルスケア企業の京東健康(JDヘルス・インターナショナル:6618/HK)が8.2%高。同社の業績は赤字幅が拡大したものの、特殊要因を除いた場合は大幅な黒字だった。売上高も急増している。
 半面、業績が低迷した銘柄の一角はさえない。自動車大手の東風汽車集団(489/HK)が4.7%安と急落した。減益決算の上、配当が見送られている。
 一方、本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.59%高の3455.44ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。ハイテク株、銀行株、医薬品株、素材株、不動産株、海運株、防衛関連株なども買われた。半面、公益株は安い。証券株、保険株、メディア関連株も売られた。

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