ハンセン指数 　 　 　　　　　28020.42　 -575.24 -2.01％
中国本土株指数（旧H株指数） 10396.38 -254.69 -2.39％
レッドチップ指数 　　　　　　 4100.80　 -55.54 -1.34％

　11日の香港マーケットは、日本時間の午前10時39分現在、主要指標のハンセン指数が3日続落している。米ハイテク株安が逆風。昨夜の米株市場では、米10年債利回りが再び1.6％台に上昇する中、金利高による割高感が意識され、ハイテクなど高PER（株価収益率）のグロース（成長）株が大幅に下落した。中国のインフレ懸念もくすぶる。朝方報告された4月の中国物価統計では、生産者物価指数（PPI）が前年同月比で6.8％上昇し、市場予想（プラス6.5％）以上に前月実績（プラス4.4％）から加速した。
　個別では、飲食ポータルサイトの美団（メイトゥアン：3690/HK）が5.6％安と大幅続落。王興CEO（最高経営責任者）が政府批判と取れる漢詩をSNSに投稿したことを不安視し、前日も7.1％安と急落していた。王CEOはその後、同投稿を削除したが、市場関係者の間では「今回の騒動が美団の先行きに影を落とした」との声も聞かれる状況だ。ほか、主要銘柄の値下がり率は、吉利汽車HD(ジーリー・オートモービル・ホールディングス：175/HK)が7.2％、舜宇光学科技(2382/HK)が5.3％、小米集団(シャオミ・コーポレーション：1810/HK)が4.0％、申洲国際集団HD(2313/HK)が3.8％など。


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