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2020/11/30 13:30

香港前場:ハンセン0.5%安で7日ぶり反落、上海総合は1.1%上昇 無料記事

 週明け30日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比134.15ポイント(0.50%)安の26760.53ポイントと7日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が18.69ポイント(0.17%)安の10771.61ポイントと3日ぶりに反落した。半日の売買代金は842億8300万香港ドルに拡大している(27日前場は539億4700万香港ドル)。
 売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数は先週末まで6日続伸し、足元では約9カ月ぶりの高値水準を回復していた。域内の新型コロナウイルス感染再拡大も不安材料。香港では29日、一日当たりの新規感染数が115人に上り、約4カ月ぶりに大台100人を突破した。香港当局は同日、12月2日より域内の学校(幼稚園を含む)で対面授業を停止すると発表している。原油安も逆風。先週末のWTI原油先物は0.4%安と反落し、30日の時間外取引でも安く推移している。
 もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国景気の持ち直しが意識されている。朝方公表された11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計・発表)は52.1となり、市場予想(51.5)を上回った。指数はプラス圏で推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が10.4%安、香港不動産デベロッパー大手の新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が5.0%安、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が4.2%安、電子商取引(Eコマース)中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が3.4%安と下げが目立った。中国海洋石油に関しては、「中国人民解放軍が所有、または支配していると見なされる中国企業リストに追加される見通し」と伝わったことも嫌気されている。
 セクター別では、マカオのカジノ関連が安い。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)と金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)がそろって2.6%、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が2.5%、美高梅中国HD(MGMチャイナ・ホールディングス:2282/HK)が1.7%ずつ下落した。
 自動車セクターもさえない。華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.5%安、吉利汽車HD(175/HK)が3.3%安、広州汽車集団(2238/HK)が2.7%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.9%安、北京汽車(1958/HK)が1.7%安と値を下げている。
 半面、中国の銀行セクターは高い。中国工商銀行(1398/HK)が4.1%、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が2.7%、中国建設銀行(939/HK)が2.3%ずつ上昇した。利ザヤ改善の期待が引き続き手がかり。人民銀が26日に発表した四半期ごとの金融政策リポートで、国内銀行による新規貸出の加重平均金利が上昇傾向にあることが分かった。
 非鉄や鉄鋼などの素材セクターも物色される。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が9.2%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.5%高、江西銅業(358/HK)が3.6%高、中国東方集団HD(581/HK)が3.0%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.1%高、鞍鋼(347/HK)が1.5%高で引けた。
 一方、本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.07%高の3444.85ポイントで前場の取引を終えた。金融株が相場をけん引する。不動産株、資源・素材株、ハイテク株、運輸株、インフラ関連株なども買われた。半面、自動車株は安い。食品飲料株、医薬品株の一角も売られた。


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