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2021/01/14 13:31

香港前場:ハンセン0.5%高で反発、上海総合は0.3%下落 無料記事

 14日前場の香港マーケットは値上がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前日比139.65ポイント(0.49%)高の28375.25ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が79.90ポイント(0.71%)高の11264.80ポイントとそろって反発した。半日の売買代金は1102億7400万香港ドルとなっている(13日の前場は1121億1600万香港ドル)。
 中国ハイテク大手を巡る不透明感がやや後退したことが相場の支援材料となっている。米メディアは13日、「トランプ米政権は中国のハイテク大手3社を投資禁止対象となるブラックリストに追加する方針を撤回した」と複数関係者の話として報じた。また、取引時間中に公表された昨年12月の中国貿易統計に関し、輸出の伸びが事前予想を上回ったことも買い安心感を誘っている。
 ただ、上値は限定的。新型コロナウイルス感染再拡大が警戒されている。中国の国家衛生健康委員会は14日、新規感染が13日に138人に達したと発表した(12日は115人)。また、昨年4月以来、約9カ月ぶりに感染死が確認されている。すでに、複数の地域でロックダウン(都市封鎖)が実施されている状況。更に拡大した場合、景気持ち直しペースが鈍化する恐れもある。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が5.6%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)とバイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)がそろって5.2%高、電子商取引(Eコマース)中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が4.5%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が4.4%高と上げが目立った。
 セクター別では、キャリアや設備・工事の通信関連が高い。中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)が4.0%、中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が3.6%、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が2.6%、中国通信服務(552/HK)が3.6%、中興通訊(ZTE:763/HK)が2.0%、京信通信系統HD(コムバ・テレコムシステムズ:2342/HK)が1.7%ずつ上昇した。
 ゼネコンや発電設備などインフラ関連もしっかり。中国中鉄(390/HK)が3.1%高、中国鉄建(1186/HK)が2.8%高、中国交通建設(1800/HK)が2.1%高、中国建築国際集団(3311/HK)が1.6%高、上海電気集団(2727/HK)が2.1%高、東方電気(1072/HK)が1.5%高とそろって続伸した。
 半面、旅行関連セクターはさえない。中国3大エアラインの中国国際航空(753/HK)が2.2%安、中国南方航空(1055/HK)が1.8%安、中国東方航空(670/HK)が1.2%安、香港フラッグキャリアの国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.4%安、中国政府系旅行会社の香港中旅国際投資(チャイナ・トラベル:308/HK)が1.8%安、旅行予約サイト運営の同程芸龍HD(トンチェン・イーロン・ホールディングス:780/HK)が1.4%安と値を下げた。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.29%安の3588.28ポイントで前場の取引を終了した。食品飲料株が安い。自動車株、エネルギー株、医薬品株、公益株、海運株、証券・保険株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。銀行株、不動産株も買われた。



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