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2021/04/27 13:28

香港前場:ハンセン0.2%安で続落、上海総合は0.5%下落 無料記事

 27日前場の香港マーケットは、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前日比42.33ポイント(0.15%)安の28910.50ポイントと続落する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は5.52ポイント(0.05%)高の10986.83ポイントと反発した。半日の売買代金は843億5800万香港ドルとなっている(26日前場は809億3100万香港ドル)。
 引き締め懸念がくすぶる流れ。今月公表された中国金融統計では融資が上振れし、不動産価格の上昇基調も強まっている。様子見ムードも漂う。中国では今週30日に4月製造業PMIが公表されるほか、週末からメーデー連休(5月1〜5日)がスタートする。主要な中国企業の決算報告がピークに入る中、好業績期待の買いでハンセン指数もプラス圏に浮上する場面がみられたものの、上値は重かった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が5.9%安と急落。筆頭株主が保有株の一部をディスカウント価格で売却することを明らかにした。出来高も概算1億3475万株に膨らんでいる(26日は1313万株)。そのほか、香港不動産デベロッパー大手の新世界発展(17/HK)が1.6%安、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が1.3%安と下げが目立った。
 セクター別では、鉄鋼が安い。中国東方集団HD(581/HK)が4.3%、重慶鋼鉄(1053/HK)が3.4%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.2%、鞍鋼(347/HK)が1.1%ずつ下落した。
 旅行関連銘柄の一角もさえない。エアラインの中国南方航空(1055/HK)が2.3%安、中国国際航空(753/HK)が1.9%安、航空情報システム大手の中国民航信息網絡(トラベルスカイ・テクノロジー:696/HK)が1.6%安と値を下げた。
 半面、農業関連セクターは物色される。肥料販売中国最大手の中化化肥HD(サイノフェルト:297/HK)が2.8%高、園芸用灌漑システムメーカーの新疆天業節水灌漑(840/HK)が1.9%高、野菜・果樹栽培業者の中国緑色食品HD(904/HK)が1.5%高、アグリビジネスの超大現代農業(682/HK)が1.4%高で引けた。天業節水については、業績持ち直しの期待も高まっている。同社が公表した今年1〜3月期決算では、赤字幅が前年から縮小した。
 四半期決算の報告を本日に控えた銘柄群の一角もしっかり。江西銅業(358/HK)と国薬HD(1099/HK)がそろって2.5%高、創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)が1.9%高などと値を上げている。江西銅業に関しては、昨夜のロンドン金属取引所(LME)で銅先物が大幅上昇し、約9年9カ月ぶりの高値を付けたことも好感された。
 このほか飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が2.5%高。国家市場監督管理総局は26日、美団に対し、「独占禁止法」違反の疑いで調査を開始すると発表した。同社株は売り先行し、一時2.8%安と下げたものの、買いが徐々に優勢となっている。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.54%安の3422.52ポイントで取引を終了した。エネルギー株が安い。ハイテク株、素材株、空運株、金融株、不動産株、自動車株なども売られた。半面、医薬品株は高い。食品飲料株、海運株も買われた。


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