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2021/03/18 13:30

香港前場:ハンセン1.5%高で4日続伸、上海総合は0.6%上昇 無料記事

 18日前場の香港マーケットは、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前日比438.38ポイント(1.51%)高の29472.50ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が149.56ポイント(1.32%)高の11508.22ポイントと3日続伸した。半日の売買代金は993億9700万香港ドルにやや拡大している(17日の前場は819億6800万香港ドル)。
 米低金利政策の長期化が追い風。米連邦準備制度理事会(FRB)が17日まで開いていた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、現行のゼロ金利政策を少なくとも2023年末まで維持する方針が示された。株や商品のマーケットに資金流入が続くと期待されている。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄が相場を主導。ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は2.08%高と3日続伸した。組み入れウエート上位の銘柄では、舜宇光学科技(2382/HK)が11.0%高、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が5.9%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が5.0%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.2%高、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が2.8%高と値を上げている。光学部品メーカーの舜宇光学科技は17日引け後、20年通期決算を公表。売上高が前年比0.4%増、純利益が22.1%増だった。そのほか、ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手、海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が7.6%高と急反発している。
 セクター別では、非鉄関連が高い。五鉱資源(1208/HK)が3.7%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.9%、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が1.8%ずつ上昇した。
 自動車セクターもしっかり。華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.9%高、中国重汽(サイノトラック:3808/HK)が2.3%高、東風汽車集団(489/HK)が1.7%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.3%高、吉利汽車HD(175/HK)が0.8%高で引けた。
 映画館やチケット販売、映像制作など娯楽関連も物色される。歓喜伝媒集団(フアンシー・メディア・グループ:1003/HK)が8.1%高、猫眼娯楽(マオイェン・エンターテインメント:1896/HK)が2.8%高、アイマックス・チャイナHD(1970/HK)が2.1%高、阿里巴巴影業集団(アリババ・ピクチャーズ・グループ:1060/HK)が1.9%高と値を上げた。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.55%高の3464.33ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。素材株、医薬品株、公益株、証券株、防衛関連株なども買われた。半面、銀行・保険株は安い。エネルギー株、不動産株、半導体株も売られた。


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