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2021/01/08 13:24

香港前場:ハンセン1.3%高で反発、上海総合は0.6%下落 無料記事

 8日前場の香港マーケットは値上がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前日比350.95ポイント(1.27%)高の27899.47ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も183.87ポイント(1.70%)高の10980.60ポイントとそろって反発した。半日の売買代金は1338億1300万香港ドルとなっている(7日の前場は1265億4500万香港ドル)。
 米株高が追い風。昨夜の米株市場では、大型財政出動の実施見通しが強まり、主要3指数がそろって史上最高値を更新した。中国国内の環境も良好。第14次5カ年計画(2021〜25年)の初年度がスタートする中、経済支援策に対する期待感が高まっている。5カ年計画では、内需の拡大や科学技術の発展が主要なテーマだ(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が17.5%高、米向け売上比率が大きい電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が5.9%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.5%高と上げが目立っている。それぞれ上場来高値を更新した。吉利に関しては、プレゼンス向上の思惑が広がっている。インターネット検索中国最大手の百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ)はスマート電気自動車(EV)の新会社を設立し、吉利親会社の既存工場を活用して製造に乗り出すもようなどと報じられた。また、当局は先ごろ、農村部で自動車の買い替え需要を促す「汽車下郷」を再実施すると発表している。
 「ニューエコノミー」関連で構成されるハンセン科技指数は3.0%高と急反発(前日は2.4%安)。指数算出以来の高値を塗り替えた。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が1.8%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.4%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が2.0%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が2.2%高で前場取引を終えている。
 酒造や食品飲料、スポーツ用品の消費セクターもしっかり。華潤ビール(291/HK)が8.1%、百威亜太HD(バドワイザーAPAC:1876/HK)が2.8%、青島ビール(168/HK)が2.4%、統一企業中国HD(ユニプレジデント・チャイナ:220/HK)が9.3%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.9%、安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が2.5%、李寧(リーニン:2331/HK)が2.3%ずつ上昇した(華潤ビールと青島ビール、安踏体育用品は最高値更新)。
 半面、通信キャリア3社は大幅続落。中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)と中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)がそろって7.9%安、中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が6.0%安と値を下げている。ニューヨーク証券取引所が6日、中国通信3社の上場廃止手続きを再開すると表明したほか、MSCIなどは主要指数から3社を除外すると発表した。
 一方、本土マーケットは7日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.62%安の3553.96ポイントで前場の取引を終了した。食品飲料株が安い。金融株、素材株、防衛関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。自動車株、運輸株、エネルギー株、医薬品株も買われた。



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