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2020/12/03 13:33

香港前場:ハンセン0.6%高で反発、上海総合は0.1%下落 無料記事

 3日前場の香港マーケットはまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比149.58ポイント(0.56%)高の26682.16ポイントと反発する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は7.27ポイント(0.07%)安の10566.52ポイントと小幅ながら続落した。半日の売買代金は711億5500香港ドルとなっている(2日前場は826億4400万香港ドル)。
 香港経済の先行きが楽観される流れ。モルガンスタンレーは最新リポートで、「中国から香港への旅客は2021年第2〜3四半期にかけて回復する」と指摘した。また、中国の11月製造業PMIが大幅に上振れるなど、本土景気の持ち直しも続いている。ただ、米中対立激化の警戒感がくすぶる中で上値は重い。米議会下院は2日、米国で上場する外国企業に対し、経営の透明性を求める法案を全会一致で可決した(上院は5月に可決済み)。中国企業を想定したものとみられ、情報開示が不十分と判断された場合には上場廃止を迫られることになる。トランプ米大統領の署名で成立する見込みだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が5.2%高、香港リートの領展房地産投資信託基金(823/HK)が4.4%高、香港中心地に商業施設を保有する九龍倉置業地産投資(1997/HK)が3.3%高と上げが目立った。このほか、前日急落した小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が2.9%高と反発。中国スマートフォン大手の小米集団は前日、新株と転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行で約40億米ドル(約4170億円)を調達すると発表し、株価は7.1%安と急落していた。
 セクター別では、空運が高い。国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が3.5%、中国東方航空(670/HK)が3.1%、中国南方航空(1055/HK)が2.9%、中国国際航空(753/HK)が2.0%ずつ上昇した。
 医薬品セクターもしっかり。上記した石薬集団のほか、上海復星医薬集団(2196/HK)が4.0%高、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が2.8%高、中国生物製薬(1177/HK)が2.7%高、広州白雲山医薬集団(874/HK)が2.0%高で引けた。上海復星医薬集団に関しては、米ファイザーと独製薬会社のバイオNテックが共同開発したコロナワクチンが英国で近く接種開始されることが刺激。上海復星医薬の子会社は今年3月、バイオNテックと提携し、中国・香港・マカオでコロナワクチンを独占販売する権利を得た。
 半面、中国の金融セクターはさえない。中国建設銀行(939/HK)が1.9%安、中国工商銀行(1398/HK)が1.8%安、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が2.1%安、中国太平保険HD(966/HK)が1.8%安で前場取引を終えた。
 中国の不動産セクターも安い。華潤置地(1109/HK)が2.6%、中国金茂HD(817/HK)が2.5%、碧桂園HD(2007/HK)が2.1%、中国海外発展(688/HK)と深センHD(深セン・インベストメント:604/HK)がそろって1.5%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09%安の3454.96ポイントで前場の取引を終えた。金融株が下げを主導する。非鉄株、エネルギー株、不動産株、インフラ関連株なども売られた。半面、医薬品株は高い。ハイテク株、食品飲料株、自動車株も買われた。



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