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2021/07/07 13:28

香港前場:ハンセン0.7%安で7日続落、上海総合は0.4%上昇 無料記事

 7日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比207.61ポイント(0.74%)安の27865.25ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が142.98ポイント(1.39%)安の10126.62ポイントとそろって7日続落した。半日の売買代金は812億8500万香港ドルとなっている(6日の前場は764億6000万香港ドル)。
 相次ぐ規制の動きが懸念される流れ。中国国務院は6日、海外の株式市場に上場する中国企業への監督・管理を強化するスタンスを明らかにした。また、中国証券監督管理委員会は5日、証券市場管理の厳格化方針を表明している。中国政府はこれまでにも、プラットフォームを有するネット企業に対する締め付けを強めていた。(亜州リサーチ編集部)
 ネット株に売りが先行。百度集団(バイドゥ:9888/HK)が2.6%安、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が2.0%安、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.9%安、美団(メイトゥアン:3690/HK)が1.7%安、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が1.6%安で引けた。百度とテンセント、アリババは米市場にADRで上場している。
 中国不動産セクターも安い。中国恒大集団(3333/HK)が3.4%、龍湖集団HD(960/HK)が1.9%、華潤置地(1109/HK)が1.7%、広州富力地産(2777/HK)と万科企業(2202/HK)が1.6%、雅居楽集団HD(3383/HK)が1.3%ずつ下落した。
 石油・石炭セクターもさえない。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.4%安、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.3%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.2%安、中国中煤能源(1898/HK)が3.9%安、エン州煤業(1171/HK)が2.1%安で前場取引を終えた。
 半面、海運セクターは高い。中遠海運HD(1919/HK)が5.9%、太平洋航運集団(2343/HK)が4.8%、海豊国際HD(SITCインターナショナル・ホールディングス:1308/HK)が2.5%、東方海外(316/HK)が2.4%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.44%高の3545.65ポイントで前場の取引を終了した。医薬品株が高い。消費関連株、ハイテク株、非鉄株、証券株、運輸株なども買われた。半面、石油・石炭株は安い。不動産株、公益株、銀行・保険株も売られている。

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