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2021/09/28 10:56

本土株:上海総合は0.3%安で続落、深センB株は0.1%安 無料記事

 28日の本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比9.76ポイント(0.27%)安の3573.07ポイントと3日続落している。
 中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。中国各地で電力需給がひっ迫し、一部エリアで電力の供給制限が実施された。鉄鋼、セメント、化学工業などを中心に多大な影響が広がる恐れがある。ゴールドマン・サックスは28日発表した最新リポートで、今年の中国経済成長率予測を8.2→7.8%に下方修正。電力不足が下振れ圧力になると指摘している。
 もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。中国人民銀行(中央銀行)は27日、中国恒大集団の債務危機を念頭に、不動産市場の健全な発展を守る意向を表明した。不動産株などは買われている。
 主要銘柄の値下がり率は、青島ビール(600600/SH)が3.6%、中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.8%、貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.6%、中国北方稀土(600111/SH)が2.3%、中国電力建設(中国電建:601669/SH)が2.2%など。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.45ポイント(0.17%)高の271.54ポイント、深センB株指数が1.56ポイント(0.13%)安の1174.11ポイントで推移している。


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