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2021/11/25 16:27

中国大引:上海総合0.2%安で5日ぶり反落、石炭・石油株に売り 無料記事

 25日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比8.52ポイント(0.24%)安の3584.18ポイント(上海A株指数は0.24%安の3756.40ポイント)と5日ぶりに反落した。
 米中対立の警戒感がくすぶる流れ。米商務省は24日、複数の中国企業を「エンティティーリスト」(輸出を規制する外国企業リスト)に追加した。また、指数は前日までの上昇で約1カ月ぶりの高値水準を回復していただけに、売り圧力も意識されている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。景気回復の腰折れを回避するため、中国当局による景気テコ入れスタンスの強化が投資家心理を支えている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、石炭・石油が安い。中国中煤能源(601898/SH)が1.8%、陝西媒業(601225/SH)が1.4%、中国石油天然気(601857/SH)が1.6%ずつ下落した。
 消費セクターもさえない。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.2%安、自動車の長城汽車(601633/SH)が4.0%安、家電の海爾智家(600690/SH)が1.6%安で引けた。金融株、素材株、半導体株、不動産株なども売られている。
 半面、医薬品株は高い。通化東宝薬業(600867/SH)が8.1%、北京同仁堂(600085/SH)が7.4%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.1%ずつ上昇した。公益株、軍事関連株も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.89ポイント(0.31%)高の282.26ポイント、深センB株指数が0.73ポイント(0.06%)高の1178.96ポイントで終了した。




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